ポザウネンコア(Posaunenchor)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 07:18 UTC 版)
「吹奏楽」の記事における「ポザウネンコア(Posaunenchor)」の解説
ドイツにおけるブラスバンドの形態。直訳は「トロンボーン(喇叭)の合唱隊」であるものの、実際にはそれ以外の楽器も含むプロテスタント教会専属のアマチュア金管合奏団、つまり金管聖歌隊である。礼拝などで基本的に賛美歌などを演奏する。 賛美歌の演奏には、会衆やオルガニストと同じソプラノ・アルト・テノール・バスの4声コラールによる実音のスコア(in C)をそのまま用いる(調を用いる吹奏楽譜のような移調によるパート譜は作成しない)。 実際には会衆のコラールの伴奏のほかに、オルガンとの掛け合いや、前奏にファンファーレや序曲、後奏にはフーガや歌なしのコラール、行進曲などが奏される。またクリスマス近くになると、街の広場でクリスマスの賛美歌なども演奏する。 レパートリーとしてはバッハのカンタータなどから取ったコラールが多い。ルネサンス音楽、メンデルスゾーンによる無言歌の編曲、ハイドンによるディヴェルティメントの編曲などもある。 オリジナル曲では以下の曲がある。 マテイアス・キーファーの「サー・エドワードのファンファーレ」 トラウゴット・フュンフゲルトの「トランペット・ヴォランタリー」 トーマス・ウェールケスの「ダヴィデの息子へのオジアンナ」 ラルフ・グレースラーの「旦那、いてくだされ!」 オリヴァー・グレーネヴァルトの「兄弟よさようなら」 トーマス・モルレイの「3つのトロンボーンの為の2つのカンツォネッテン」 ディーター・ヴェンデルの「教会が建てられた」 マグダレーネ・シャウス=フラッケの「主よ、私たちに力を与えたまえ」 カール=テオドール・フュッターロットの「イギリスのクリスマス」
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