ボーンレガシーとは? わかりやすく解説

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ボーン・レガシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/09/29 01:41 UTC 版)

ボーン・レガシー
The Bourne Legacy
著者 ロバート・ラドラム(シリーズ創始者)
エリック・ヴァン・ラストベーダー英語版
訳者 三角和代
崎浜祐子
待兼音二郎
発行日 2004年6月22日
2008年12月2日
発行元 St. Martin's Press
ゴマブックス
ジャンル スパイ小説
アメリカ合衆国
言語 英語
ページ数 343+301+335(上中下巻)
前作 最後の暗殺者英語版
次作 ボーン・ビトレイヤル英語版
ウィキポータル 文学
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ボーン・レガシー』(The Bourne Legacy)は、エリック・ヴァン・ラストベーダー英語版による2004年のスパイ小説である。前作『最後の暗殺者英語版』(1990年)より14年ぶりとなるジェイソン・ボーンを主人公としたシリーズの4作目であり、シリーズ創始者のロバート・ラドラムが亡くなったため、本作よりラストベーダーが執筆することになった。ラストベーダーによるシリーズ作品は2012年時点で『The Bourne Imperative』まで7作が発表されている。

2012年8月に同名の映画が公開されたが、内容は本作と異なると報じられていて[1]そのとおりとなった。

あらすじ

最後の暗殺者英語版』の後、ジェイソン・ボーンは再びデヴィッド・ウェブと名乗り、ジョージタウン大学で言語学の教授に就いていた。しかしこの平穏は長続きせず、ボーンの頭を銃弾が霞めたことで沈黙は破られた。

ボーンはまず、CIA時代の友人だったアレックス・コンクリンに会いに行った。だがコンクリンの家に着くと彼は既に死亡しており、さらに直後に警察が駆けつけ、濡れ衣を着せられたボーンは追われる身となった。逃亡しながらボーンはコンクリンの携帯電話とメモを手掛かりに、自分を襲い、友人を殺した犯人を突き止めることにした。

同名の映画作品

ボーン・アルティメイタム』の脚本に参加したジョージ・ノルフィは、それまでのようにロバート・ラドラムの小説に関連にした第4の映画の脚本を書く予定であった。ジェイソン・ボーン役のマット・デイモンも当初からプロジェクトに入っており[2]、さらにジュリア・スタイルズジョアン・アレンも参加を依頼されていた。しかしながら当初続投が予定されていたポール・グリーングラス(『ボーン・スプレマシー』、『ボーン・アルティメイタム』の監督)の降板が2009年11月30日に発表され[3]、マット・デイモンも「彼無しで映画を撮ることはありえない」と述べた[4]

2010年6月9日、トニー・ギルロイが『ボーン・レガシー』の脚本、監督を担当し、同作が2012年に公開されると発表された[5]。映画『ボーン・レガシー』は小説『ボーン・レガシー』をベースとした内容ではなく[1]、ジェイソン・ボーンも登場しない[6]。同映画は新しいカノンに基づいたリブートの類ではなく、これまでのシリーズのスピンオフのような形となり、ボーンを作ったトレッドストーン作戦と類似の作戦によって生み出された新キャラクターが描かれる。またギルロイは、デイモンとグリーングラスが将来シリーズに復帰する可能性も無くなってはいないと語っている[7]。『ボーン・レガシー』は2012年8月3日に北米で公開された[8]

ジェイソン・ボーン・シリーズ(小説)

ロバート・ラドラム

エリック・ヴァン・ラストベーダー著

参考文献


ボーン・レガシー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/28 09:46 UTC 版)

ボーンシリーズ」の記事における「ボーン・レガシー」の解説

詳細は「ボーン・レガシー (映画)」を参照 ユニバーサル・ピクチャーズは元々、『ボーン・アルティメイタム』をシリーズ最終作とするつもりであったが、2008年10月までに別の映画企画進行させていた。『ボーン・アルティメイタム』の共同脚本ジョージ・ノルフィは、ロバート・ラドラム小説のどれも原作にせず、4作目脚本書くことになっていた。ノルフィは2009年9月に『アジャストメント』を監督するため、ジョシュア・ゼトゥマーが8月までに脚本家として雇われた。2009年11月マット・デイモンは、脚本承認されておらず、自分撮影2011年中頃開始されることを望むと述べた翌月デイモンポール・グリーングラス抜きで新たなボーン』には参加しない発言したグリーングラス11月下旬監督復帰しないと決めた表明していた)。2010年1月デイモンは「私たちがそれをやるとしてもあと5年後になると思われ、その前に別の俳優別の監督による前日譚があるだろう」と発言したしかしながら2010年6月トニー・ギルロイ2012年公開目指し脚本書いていると報じられた。10月29日ユニバーサルは『ザ・ボーン・レガシー』の公開日2012年8月3日発表した2010年10月11日ボーンが『ザ・ボーン・レガシー』に登場しない報じられた。ギルロイによると、『レガシー』はリブート前日譚の類ではなくシリーズ同一世界でボーンのようなキャラクター活躍するスピンオフのような作品になると言うまた、ギルロイはデイモングリーングラス今後復帰するのを除外していないと述べた2011年2月24日、『レガシー』の候補俳優が明らかとなったリストには、ジェイク・ジレンホールトビー・マグワイアジョシュ・ハートネットギャレット・ヘドランドミヒャエル・ファスベンダーアレックス・ペティファーポール・ダノテイラー・キッチュケラン・ラッツベンジャミン・ウォーカーオスカー・アイザックルーク・エヴァンズマイケル・ピットクリス・エヴァンスドミニク・クーパージョエル・エドガートン含まれていた。3月24日スタジオはエドガートン、クーパーヘドランド、L・エヴァンズスクリーンテストをしていた。2011年4月2日、『ラティーノ・レビュー』は、ジェレミー・レナー主演になる可能性があると報じた結果的に小説『ボーン・レガシー』をベースとした内容ではなくジェイソン・ボーン登場しない新しカノン基づいたリブートの類ではなくこれまでのシリーズスピンオフのような形となり、ボーン作ったトレッドストーン作戦類似の作戦によって生み出された新キャラクター、アーロン・クロスの物語として描かれた。

※この「ボーン・レガシー」の解説は、「ボーンシリーズ」の解説の一部です。
「ボーン・レガシー」を含む「ボーンシリーズ」の記事については、「ボーンシリーズ」の概要を参照ください。

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