ボブ・ディランらとのセッション活動
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「イアン・ウォーレス」の記事における「ボブ・ディランらとのセッション活動」の解説
スネイプは翌年には1stアルバム『アクシデンタリー・ボーン・イン・ニュー・オーリンズ』を発表した。ウォーレスはスネイプで2枚のアルバムとアレクシス・コーナー名義のアルバム1枚に参加。また、1973年には、バレル、コリンズと共に、キング・クリムゾン時代の同僚であったシンフィールドのソロ・アルバム『スティル』の制作にゲスト参加した。その後、アルヴィン・リーのカンパニーに参加するも1975年に脱退。その後はセッション・ドラマーとしての性格を再び強め、同年にはピーター・フランプトンのバックに参加。1978年にはボブ・ディランのバンドに招かれ、日本ツアーにも同行した。その演奏は1979年発表のライブ・アルバム『武道館』の中で聴くことができる。ディラン作品としては同年のスタジオアルバム『ストリート・リーガル』にも参加し、その重厚なドラム・スタイルでバンドサウンドを特徴付けたが、バンドのベーシスト・ロブ・ストーナーのように、これを「まるで警官のようなビート」と評し、好まなかった者もいた(ストーナーは1976年発表のライブ・アルバム『激しい雨』で音作りの中核を担った人物で、ラフで疾走感のあるサウンドを志向していた)。 70年代以降のセッションも数多く様々なジャンルのミュージシャンの作品に参加しており、ライ・クーダー、ドン・ヘンリー、ジョー・ウォルシュ、ボニー・レイット、キース・エマーソン、ロイ・オービソン、トラヴェリング・ウィルベリーズ、ジャクソン・ブラウン、エリック・クラプトン、クロスビー、スティルス&ナッシュ、ブライアン・イーノ、ティム・バックリー、リンジー・バッキンガム、スティーヴィー・ニックス、ウォーレン・ジヴォン、スティーヴ・マリオット、アル・クーパー、プロコル・ハルム(1993年のツアーに参加)、などといった多彩なミュージシャンとのセッション活動を行い、多くのレコーディングやライブに参加している。1994年にはアメリカで行われたサッカーのワールド・カップ開会式で演奏に参加した。 短期間ではあったが、ロサンゼルスで元イエスのピーター・バンクスや元バッジャーのジャッキー・ロマックスらとともに、「ザ・ティーバッグス」を結成して活動したこともあった。
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