ホワイトハウスでの日々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 23:34 UTC 版)
「ファラ (犬)」の記事における「ホワイトハウスでの日々」の解説
ファラがホワイトハウスにやって来たのは1940年11月10日のことで、ルーズベルトが死去する1945年4月まで、ほとんどの日々をホワイトハウスで過ごした。ルーズベルトの実家であるハイドパーク (en:Hyde Park, New York) のスプリングウッドにルーズベルトと共に訪れたことも多く、ルーズベルトがポリオに罹患して発症した下半身麻痺の治療のために訪れた、ジョージア州ウォーム・スプリングにも同行している。 メトロ・ゴールドウィン・メイヤーが、ファラを主役にしたホワイトハウスの日常を撮影している。ファラは、毎日1ドルの戦費調達と銃後活動に「貢献」しているとして、第二次世界大戦下の合衆国陸軍名誉上等兵に任命された。1944年のバルジの戦いでは、補充兵に紛れ込んでアメリカ軍への潜入を図るドイツ兵を見分ける手段として「大統領の愛犬の名前は」「ファラ」という合言葉が使用された。 ファラはルーズベルトが出席する重要な国家的行事にもついて行っており、大統領専用機や大統領専用列車 (en:Ferdinand Magellan Railcar)、大統領専用艦艇への搭乗経験もあった。1941年の大西洋憲章調印、1943年のケベック会談、1943年にモンテレイで開催されたメキシコ大統領マヌエル・アビラ・カマチョとの会談などで、ルーズベルトにファラが同行している。 1943年には、アラン・フォスターがファラを主人公にした政治風刺漫画「ホワイトハウスのファラ閣下 (Mr. Fala of the White House)」の短編シリーズを発表したほか、同じく1943年に公開されたオリヴィア・デ・ハヴィランド主演のロマンティック・コメディ映画『カナリア姫 (en:Princess O'Rourke)』では、雌犬のウィスカーズがファラ役を演じている。 療養先のウォーム・スプリングで撮影されたルーズベルトとファラ。 ハイドパークで撮影されたルーズベルトとファラ。ポリオで下半身麻痺だったルーズベルトが車椅子に座っている希少な写真(1941年)。 ホワイトハウスで撮影されたルーズベルトとファラ(1941年12月)。 ルーズベルトとファラ(1942年)。 ワシントンD.C.で撮影されたルーズベルトとファラ(1943年)。 ファラの首輪。銀板に「ファラ ホワイトハウス」と刻印されている。
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