ペレのW杯予想
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 06:08 UTC 版)
FIFAワールドカップの優勝国予想がことごとく外れることで知られている。1994 FIFAワールドカップではコロンビアの優勝を予想したがグループリーグで敗退した。この他にドイツを有力候補に挙げ、ブラジルについては「優れた選手を有するがチームとして機能していない」ことを理由に候補から外していたが、ドイツは準々決勝で敗退しブラジルが優勝した。 1998 FIFAワールドカップでは最も注目しているチームとしてスペインを挙げていたがグループリーグで敗退した。イギリスの日刊紙『ガーディアン』によればペレはこの大会でスペインを優勝候補の筆頭に挙げ決勝の相手はブラジルになると予想、開催地の利のあるフランスやイングランドを有力候補に挙げていたとしている。 2002 FIFAワールドカップではアルゼンチンとフランスが決勝に進出すると予想しブラジルは優勝できないと予想したが、アルゼンチンとフランスはグループリーグ敗退に終わり優勝できないと断言したブラジルが優勝した。また、イタリアやポルトガルを有力候補として挙げていたがイタリアは決勝トーナメント1回戦で、ポルトガルはグループリーグで敗退した。 2006 FIFAワールドカップでは優勝候補の筆頭としてブラジルを挙げ、イングランドやイタリアやオランダやフランスについてはエース級の選手の代役となり得る選手が存在しない点を理由に優勝の可能性は低いと評した。その一方でブラジル、アルゼンチン、イングランド、フランスを優勝候補に挙げていたが、いずれも準々決勝で敗れている。 2010 FIFAワールドカップではメキシコが優勝と予想したもののベスト16で敗退した。この他にも「アフリカ勢が2000年までにワールドカップで優勝する」と予想していたが、2018 FIFAワールドカップに至るまでアフリカ勢は準決勝進出すら果たしていない。 また、ガーナのニイ・ランプティやイングランドのニック・バーンビーのように「ワールドクラスの選手になる」と才能を高く評価した若手選手が伸び悩むこともある。2008年に「これ以上サッカーを続けることは難しいだろう」と予想していたロナウドが、2009年3月にコリンチャンスに移籍しサンパウロ州選手権で14試合に出場し10得点を上げるなど復活を果たした。 2014 FIFAワールドカップでは地元開催のブラジルを筆頭にドイツとスペインを優勝候補に挙げ、アルゼンチンとチリも注目のチームとしていた。また、イングランドについては「難しい組み合わせとなったがグループリーグを突破できるだろう」との見解を示した。スペインはグループリーグ敗退、ブラジルは準決勝敗退という結果となったが、ドイツの優勝を的中させた。
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