ペレとの対決
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 00:33 UTC 版)
ポリアフはマウナ・ケアの東の山腹で人間たちとともに暮らしていた。ある日、人間たちとホールア(英語版)(ハワイのソリ)で滑っていたとき、謎の美人が現れ、そりすべりに参加し、ポリアフに勝負を挑んできた。その余所者はホールアを持っておらず、ポリアフが不利になるような1台を借りた。 最初の競争で、ポリアフは挑戦者をあっさりと抜き去った。ポリアフは寛大にも、挑戦者と互いのホールアを交換することに応じた上で、再度競争し、またもや勝利を収めた。3度目の競争において、挑戦者はポリアフを妨害しようと、その眼前に溶岩流を展開し、その正体が火山の女神ペレであったことを露呈した。 ポリアフはペレの攻撃に動揺しつつも、山頂へと駆け上がった。一度落ち着きを取り戻してから、溶岩に雪をぶつけて凍らせ、溶岩を島の南端に閉じ込めた。ハワイ島北部のラウパーホエホエ(英語版)(「ハマクア」を参照)の溶岩台地はこの時に生まれたという。 今日では、ペレはハワイ島の南半分であるキーラウエア山とマウナ・ロア山を支配しているが、島の北側はポリアフの支配下にあるという。
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