ペルー銀鉱山での排水設備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 04:49 UTC 版)
「リチャード・トレビシック」の記事における「ペルー銀鉱山での排水設備」の解説
ペルーのセロ・デ・パスコの標高4267mの場所に銀鉱山があった。1811年、その鉱山の技師 Francisco Uville は坑道の排水問題に悩まされていた。ボールトン・アンド・ワット製の低圧蒸気機関はその高度ではほとんどパワーを発揮できず、しかもラバでその高度まで運べるほど細かく分解できなかった。そこで、トレビシックの高圧蒸気機関が使えないか確かめるため、Uvilleはイングランドへ派遣された。彼は20ギニーで1台購入して現地まで輸送し、非常に満足できる結果となった。Uvilleは1813年に再びイングランドに行こうとしたが、途中で病に倒れジャマイカで足止めされた。回復するとファルマス行きの船フォックス号に乗ったが、そこにたまたまトレビシックのいとこも乗り合わせていた。トレビシックの家はファルマスから数マイルの場所にあり、トレビシック本人と会うことができ、プロジェクトについて説明した。
※この「ペルー銀鉱山での排水設備」の解説は、「リチャード・トレビシック」の解説の一部です。
「ペルー銀鉱山での排水設備」を含む「リチャード・トレビシック」の記事については、「リチャード・トレビシック」の概要を参照ください。
- ペルー銀鉱山での排水設備のページへのリンク