ベトナムと「ホンダ」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:52 UTC 版)
かつてベトナム国内では本田技研工業のスーパーカブやドリームをよく見かけた。これは1970年代以降のベトナムにおいて、この種のビジネスバイクを普及させる端緒ともなった存在で、扱いやすさや燃費、修理のしやすさや経済性のみならず、本田技研工業の想定範囲や先進国の安全常識では到底考えられない異常な酷使、過積載 にも耐える高い信頼性によって、オートバイを生活の道具として重要視するベトナムのユーザーから強い支持を得たからである。現在でもホンダの二輪車は多くの消費者の支持を得ている。 ベトナムでのホンダの知名度・ブランド力は90年代中頃まで圧倒的であり、オートバイが(一般名詞として)「ホンダ」と呼ばれていたこともあった。その後はヤマハやスズキなどもベトナム国内に類似デザイン・類似設計の後発競合車種(ヤマハ発動機のメイト、スズキのバーディーなど)を投入したが、90年代末以降は中国製の廉価なバイクが一時期市場でシェアを大きく伸ばした。
※この「ベトナムと「ホンダ」」の解説は、「日越関係」の解説の一部です。
「ベトナムと「ホンダ」」を含む「日越関係」の記事については、「日越関係」の概要を参照ください。
- ベトナムと「ホンダ」のページへのリンク