ベトナムに対する姿勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 03:39 UTC 版)
2009年9月、韓国の国家報勲処が発表した「国家報勲制度」の全面改訂作業において、「戦争参加功績者」とされていたベトナム戦争参加者の扱いを「国家的功労者」に格上げする方針を決定し、国会に法案改正の趣旨説明文を提出したが、この文書でベトナム戦争参加者を「世界平和の維持に貢献したベトナム戦争参戦勇士」と表現したことにベトナム政府が、「我々は被害者。ベトナム戦争の目的が、なぜ世界平和の維持なのか」と反発し、10月20日から予定された李明博の国賓としてのベトナム訪問も「このままでは訪問を歓迎できない」と非公式に伝えた。韓国は柳明桓外交部長官を急遽ベトナムに派遣して「世界平和の維持に貢献」という文書を削除することを約束し、李明博のベトナム訪問を予定通り実現させたが、ベトナム政府は「侵略者は『未来志向』といった言葉を使いたがり、過去を忘れようとする」「(靖国神社問題で)日本を批判している韓国なら、我々の考えが理解できるだろう」と批判し、日本との間では「侵略行為」を批判してきた韓国が「侵略者」と追及された。
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