ヘリウッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/14 07:38 UTC 版)
ヘリウッド | |
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監督 | 長嶺高文 |
脚本 | 長嶺高文 |
製作 | 荒戸源次郎 |
出演者 | |
音楽 | 遠藤賢司[1] |
撮影 | 志賀葉一 |
編集 | 荒井真琴 |
製作会社 | シネマ・プラセット |
公開 | ![]() |
上映時間 | 85分[注 1] |
製作国 | ![]() |
言語 | 日本語 |
『ヘリウッド』は、1982年公開の日本映画[3][4][5]。主演・遠藤賢司[1][5][6]、監督・長嶺高文[3]。
宇宙暦2001年、地球人を植物化しようと企む悪漢ダンスの魔手から、それを阻止しようとする宇宙の使者・ビフノビッチに、地球の美少女探偵団3人組が加勢して繰り広げられる奇想天外SFミュージカル[3][4]、カルト映画[3][4][6][7]。
仮題では『ヘリウッド』だったが『東京フリークス』に一時タイトルの変更があり[5]、その後『ヘリウッド』に変更された[5]。
キャスト
- 姫花:斉藤とも子
- 白菊:青地公美
- 蘭子:羽仁未央
- ナべ島神父:佐藤B作
- 松玉斎ダンス:遠藤賢司
- ビワノビッチ:尼子狂児
- パンク博士:大鶴四郎
- ポンプ:石井愃一
- シンバル:坂本あきら
- おたべ教授:篠原勝之
- アップル君:小暮隆生
- 声の出演:井上真樹夫・奥野玲子
スタッフ
- 脚本・監督:長嶺高文
- 企画:花田良知
- 製作:荒戸源次郎
- プロデューサー:磯部治和
- 撮影:志賀葉一
- 美術:郡山陽子
- 装飾:堀内洋
- 音楽:遠藤賢司
- 録音:村田好次
- 照明:渡辺敬三
- 編集:荒井真琴
- メイク・アップ:イエス・ジョージ
- 製作主任:田中勉
- 助監督:大野義弘
製作
長嶺高文監督の前作『歌姫魔界をゆく』は女の子2人が魔界に行く話だったが[5]、本作では出演者全員が魔界に行く[5]。長嶺監督の劇場公開用の35ミリ初挑戦となる[5][8]。
撮影
1981年10月クランクイン[5]。主たる撮影は江戸川区小岩の中を改造した倉庫で行われた[5]。エンディングはセーラー服の女学生100人をエキストラで集めた[5]。出演者はみな「どんな映画か分からない」と話したため[5]、長嶺監督は「みな3日間は悩むけど、あとは諦めるみたい。監督の僕を信じてもらうしかない(笑)」と述べた[5]。
興行
1981年晩秋発売の『シティロード』には「東映セントラルフィルムの配給で、『バースト・シティ』(『爆裂都市 BURST CITY』)との二本立て。公開は1982年3月下旬」と書かれているが[5]、製作・配給ともシネマ・プラセットになったものと見られる。
作品の評価
山根貞男は「まさに異色の怪作というべきで、宇宙の悪漢が地球制服をもくろむというSF設定のもと、特撮や合成やアニメも混淆する画面に、奇怪な人物たちが狂騒をくりひろげる。だが、面白くない。これが映画解体の実態なのか」などと評した[8]。
ソフト状況
ビデオは発売されていたが、廃版となり[3]、2008年にNBCユニバーサル・エンターテイメントジャパンよりDVDが発売されている[2]。
劇場上映等
東京国立近代美術館フィルムセンターの「特集・逝ける映画人を偲んで 2013-2014」で、2015年7月25・9月1日に上映された[4]。また遠藤賢司が主演と音楽を担当している関係等で、時折劇場上映もある[1][9]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c 【2025年1月25日】「エンケン対日本武道館」「ヘリウッド」劇場上映 – 遠藤賢司秘宝館(公式HP)
- ^ a b ヘリウッド
- ^ a b c d e f 『ぴあシネマクラブ 邦画編 1998-1999』ぴあ、1998年、611頁。ISBN 4-89215-904-2。
- ^ a b c d e 特集 逝ける映画人を偲んで 2013-2014
- ^ a b c d e f g h i j k l m 「邦画ニュース 『若手二人の意欲作&『バースト・シティ』」『シティロード』1981年12月号、エコー企画、17頁。
- ^ a b エンケン主演のSFミュージカル『ヘリウッド』がDVD化!
- ^ ヘリウッド(Hellywood)
- ^ a b 山根貞男「シネマ【メッタ斬り!】 『ヘリウッド』」『噂の眞相』1982年7月号、噂の眞相、99頁。
- ^ 遠藤賢司追悼オールナイト・フィルム上映イベント<爆音対カレーライス>が新宿で開催決定
外部リンク
ヘリウッド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 04:35 UTC 版)
国家規模の空中移動要塞。戦闘面のハイテク技術などには精通しているが、王も軍隊も腐敗しきっており、逆らうものは容赦なく殺害し、兵士不足を補うために各村を襲っては村人をさらいを男子供は無理やり兵士に仕立て上げ、女性は兵士を産むための子作り要員兼慰安婦にされる。故に多くの人々から恨まれている。
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