プロ野球選手による見解
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/05 18:10 UTC 版)
「ジャイロボール」の記事における「プロ野球選手による見解」の解説
ダルビッシュ有は自身のTwitterで「ジャイロボーラーなんていない」、「ジャイロを目指しても得るものはゼロ」、「投げられたとしても全くスピードが出ない」と発言した上で、「皆が見た事あるジャイロはカットorスライダーの抜けただけの球」と説明した。また、この発言に対して松坂大輔も同意し「カットボールがシュート回転した」とツイートした。 一方、山本浩二ら元選手は「江夏豊の球が近かった」と語っており、手塚一志、姫野龍太郎共著『魔球の正体』内では田淵幸一が手塚一志のジャイロボールの話を聞き、「あんな軌道のボールを受けたのはヤツが最初で最後だ。今の話を聞いて、お前の言うジャイロで間違いなかった」と言っている。松中信彦ら他の選手からも多数意見があり、ペドロ・バルデスは2001年9月3日にルーキーだった下手投げの渡辺俊介と対戦し頭の高さのストレートを空振り三振、そして「生まれてはじめて見る球種だ。地面スレスレの高さで飛んできたのに、スイングしたら、頭より高いボール球だった」など後に取材でジャイロボールだと発言。また、2000年の日米野球でジャイロボールを投げたと言われる川尻哲郎投手と対戦したバリー・ボンズはジャイロボールについてのDVDを見たあと、記者から「あれはジャイロボールだったか?」と尋ねられ「分からんな」と語っている。広澤克実は渡辺俊介がオールスターでジャイロ回転したボールを簡単に投げており、杉浦忠、山田久志、牧田和久など同じくアンダースロー投手はみな無意識ながらジャイロボールを投げている可能性を指摘している。 サイドスローの青柳晃洋は自分のストレートはジャイロ回転で小指から投げる感覚で手首を立てて手の平は上を向いたまま投げることを意識すると自然とジャイロ回転になると発言している。
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