プログレッシブ・ソース素材
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/16 02:01 UTC 版)
「インターレース解除」の記事における「プログレッシブ・ソース素材」の解説
詳細は「テレシネ」を参照 インターレースで記録された映像の中にはプログレッシブ・ソースを含むものがあり、インターレース解除時にはこれも考慮されなければならない。 標準的な24フレーム/秒のフィルム素材が「テレシネ」を使用してインターレース映像に変換されるとき、フィルムの1コマは2つのフィールドに分割される。各フィールドは全く同じプログレッシブフレームの一部であり、インターレース解除に複雑なアルゴリズムは必要とされない。しかし50フィールド/秒のPAL/SECAMシステム、あるいは59.94/60フィールド/秒のNTSCシステムに適合させるためには様々な「プルダウン」技術を利用してフレームレート変換が行わなければならない。最先端のテレビシステムでは「逆テレシネ」処理を使用してオリジナルの24フレーム/秒信号を復元することが出来る。別の手法としては24フレーム/秒のフィルムを4%スピードアップしてPAL/SECAMに変換することであり、これはいまだにPAL市場圏ではSDとHDのテレビ放送と同様にDVDでも使われている。 DVDでは以上のような手法を用いて映画など24フレーム/秒のプログレッシブ映像をエンコードし、インターレース映像として記録する。あるいはオリジナルの24フレーム/秒の映像として記録して、DVDプレイヤーがインターレース映像に変換するよう指示を与える。そのとき、MPEG-2デコーダータグが利用される。Blu-ray Discでは殆どの映画ソフトでオリジナルの24フレーム/秒のフレームレートで記録されており、出力はプログレッシブ1080p 24fpsで直接行われるようになっており、特別な変換は不要である。 HDVビデオカメラの中には24フレーム/秒または25フレーム/秒のPsF (Progressive segmented frame)モードの機能を備えているものがある。TVプロダクションも25または30フレームで動作する特殊なフィルムカメラを使用することがあり、そういった素材では放送時のフォーマット変換の必要は無い。
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