ブラジル代表におけるキャリア
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「マルタ・ビエイラ・ダ・シルバ」の記事における「ブラジル代表におけるキャリア」の解説
マルタは2002年よりブラジル代表に招集されている。代表初ゴールは2003年スダメリカーノ・フェメニーノペルー戦であった。 2003年FIFA女子ワールドカップでは3得点を挙げたものの、チームは準々決勝で敗れた。 2004年アテネオリンピックでは2得点を挙げ、チームの銀メダル獲得に貢献。同年のU-19女子世界選手権ではゴールデンボールを受賞した。 2007年7月26日、マルタはブラジル代表の一員として2007年度パンアメリカン競技大会に出場した。決勝戦でU-20アメリカ代表を破り、ブラジルは約68,000人もの観客でいっぱいのエスタジオ・ド・マラカナンで優勝を飾った。マルタはブラジルのファンから、ペレと比較されるようになり、「スカートを穿いたペレ」 (Pelé de saias) と呼ばれるようになった。この比較はペレ本人もうなずくものであった。マルタはこの試合での勝利を祝福しようとペレが自分を呼んだことを明かし、偉大な選手のひとりであるペレが試合を見ていたことを喜ぶ声明を出した。その後、マラカナンにはセメント製のマルタの足型が記念に残される事となった、同競技場において、女子選手の足型が加えられたのはこれが初めてであった。 2007年FIFA女子ワールドカップにもブラジル代表として参加し、1次リーグ3試合すべてを勝利して決勝トーナメントへ進んだ。マルタは初戦のニュージーランド戦、第2戦の中国戦で各2得点ずつを挙げた。9月23日の準々決勝ではオーストラリアを3-2で下したが、マルタは23分にPKで1点を挙げ、準々決勝時の得点ランキングトップだったノルウェーのラグンヒル・グルブランセンに並んだ。準決勝のアメリカ戦では27分と79分に得点し、4-0で勝利して決勝戦に進んだ。ドイツとの決勝戦ではブラジルは1得点もできないまま敗れて準優勝となり、マルタの大会通算得点数も7点で止まったが、3位決定戦に臨んだグルブランセンとアメリカのアビー・ワンバックが、得点は重ねたものの通算6得点にとどまり、マルタは単独の大会得点王となり、ゴールデンボールとゴールデンブーツの2個人賞を受賞した。 2008年の北京オリンピックでも3得点し、2大会連続の銀メダルを獲得した。 2011年FIFA女子ワールドカップでは1次リーグノルウェー戦で2得点、準々決勝アメリカ戦で2得点の計4得点を挙げ、シルバーブーツを受賞した。これにより、マルタのワールドカップ通算得点はビルギット・プリンツと並ぶ最多タイの14得点となった。 2012年のロンドンオリンピックでは1次リーグカメルーン戦でPK含む2得点を挙げたが、準々決勝で日本に敗れ、3大会連続のメダル獲得はならなかった。
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