フランセ
ピアニストとしても活動したフランスの作曲家。ピアノを編成に含む作品に、《ピアノ・コンチェルティーノ》(1932)、《ピアノ協奏曲》(1936)、2台ピアノのための《8つの異国風舞曲》、独奏ピアノのための《若い娘たちの5つの肖像》(1936)、《ピアノ・ソナタ》(1960)などがある。
生地のル・マン市の音楽院の院長を務めていた父親と、同校で声楽の指導と合唱の指揮にあたっていた母親との間に生まれた。作曲をナディア・ブランジェに師事し、パリ音楽院ではイシドール・フィリップにピアノを学んだ。卒業後は、伴奏者として演奏活動を行いながら、様々な編成の作曲を手がけた。オペラやオーケストラ、バレーのための作品から、各種楽器のための協奏曲や室内楽、オラトリオにカンタータ、声楽作品と多岐にわたっている。フランセの活躍した時代は、いわゆるアヴァン・ギャルドが台頭してきた頃である。フランセの作風には、気品や洗練、優雅さといった言葉が似合うメロディーと活き活きとしたリズム、明快さと機知が共存している。
ジャン・フランセ
「フランセ」の例文・使い方・用例・文例
- アカデミー・フランセーズは、フランス語の使用を標準に設定している
- アカデミーフランセーズという団体組織
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