ファシリティマネジャー資格制度創設の歴史
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「認定ファシリティマネジャー」の記事における「ファシリティマネジャー資格制度創設の歴史」の解説
初期の動き(1983~1989) 1983~1989年頃、インテリジェントビル調査団や建築CAD調査団が、米国でFMの動きに着目し、日本に紹介したのが日本とFMの関わりの始まりである。 1987年6月に、FM活動を一つの大きな柱に掲げたニューオフィス推進協議会(NOPA、1989年2月社団法人化)が発足し、同年11月には日本ファシリティマネジメント協会(JFMA、1996年9月社団法人化)が発足した。 1987年11月に、FMの視点も導入した幅広い施設の維持保全の確立を目指す建築・設備維持保全推進協議会(LCA、1989年6月社団法人化し、BELCA)が発足したことによって、日本のFMは大きな前進を始めた。 ファシリティマネジャー資格制度の創設(1991年~1997年) 日本でのFMの有用性については、通商産業省(現経済産業省)と建設省(現国土交通省)の両省が早くから着目し、前者はNOPAを通して、後者はJFMAを通してFMの普及に力を入れた。 ところが両者からそれぞれFM資格制度創設の動きが生まれた為、1991年6月にNOPAとJFMAにBELCAが加わった3団体による「FM推進連絡協議会」組織され、一元的なFM資格制度創設を目指すことが合意された。 1996年9月にJFMAが社団法人化されると共に資格制度が実現した。JFMAが実施事務局となり、JFMA、NOPA、BELCAが認定する資格として1997年7月に最初のファシリティマネジャー資格試験が実施された。 この試験に合格し、登録した人々は認定ファシリティマネジャーとしてFMを専門的に遂行する資格を得たことになり、日本のFMを大きく前進させる原動力となっている。
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