ファシリテーション型コンサルティング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/18 21:51 UTC 版)
「ケンブリッジ・テクノロジー・パートナーズ」の記事における「ファシリテーション型コンサルティング」の解説
ファシリテーション型コンサルティングとは、ソリューションの提供ではなく、顧客自らが変革することを支援する、コンサルティングのスタイルである。 ケンブリッジでは、コンサルティングのスタイルを、「提供される専門性」と「顧客との関わり方」で以下のように分類している。 先生型はコンサルタントの専門知識を生かした提案をするが、提案内容を実現するかどうかは顧客次第である。一方、ソリューション型は、コンサルタントがソリューションの導入をおこなう。しかし、自社のソリューションを前提にしている場合が多いため、顧客が必要とする解決策との適合度が必ずしも高くない場合がある。 また、分析・提案型は、顧客に合わせた課題解決のための施策を提案するが、先生型同様、提案内容の実現にコンサルタントの関与は少ない。 これに対し、ケンブリッジが標榜しているファシリテーション型コンサルティングは、一般的に会議の手法として知られているファシリテーションを、コンサルティングに活用したスタイルのことである。これはファシリテーションの「参加者の関与を促し、主体性を引き出し、全体での合意形成に重点を置く」という考え方をプロジェクトの遂行に応用したものである。ステークホルダー全員が意思決定の過程に参加することで、主体的にプロジェクトに関わる姿勢を引き出す。
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