モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調
英語表記/番号 | 出版情報 | |
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モーツァルト:ピアノ・ソナタ 第2番 ヘ長調 | Sonate für Klavier Nr.2 F-Dur K.280 K.189e | 作曲年: 1775年 出版年: 1799年 初版出版地/出版社: Breitkopf & Härtel |
作品解説
1775年にミュンヘンで、デュルニッツ男爵のために書かれた6曲のうちのひとつ。第一番と同様に、すべての楽章がソナタ形式。また、バロック的な語法と新しいフォルテピアノのための語法が入り混じっている。
この作品では、シチリアーノ風のリズムにのって歌われる第2楽章アダージョが特に美しい。その第1主題の楽節構造に際立った特徴がある。この時代の主題は、多くの場合、「4小節+4小節」で構成されるが、この曲では「3+2+3」となっている。また、再現部では中間の2小節が省略される。慣例にとらわれないモーツァルトの大胆さがうかがわれる。
※ソナタ第一番から第六番までの調性については、第一番の解説を参照のこと
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