ひみこもち【ヒミコモチ】(食用作物)
登録番号 | 第5366号 | |
登録年月日 | 1997年 2月 28日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ひみこもち よみ:ヒミコモチ | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 西山壽 渡邊進二 八木忠之 山下浩 滝田正 本村弘美 平林秀介 井邊時雄 斉藤薫 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「サイワイモチ」に「滋賀羽二重糯」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福岡県筑後市)における成熟期は晩生の早,稈長はやや短稈で多収の水稲,糯種である。 草型は偏穂数型,稈長はやや短,稈の細太はやや細,剛柔は中,止葉の直立の程度はやや立である。穂長はやや短,穂数はやや多,粒着密度は中である。穎色は赤褐ー褐,ふ先色は赤褐,芒の有無と多少は無である。玄米の形,大小及び精玄米千粒重は中,玄米の見かけの品質は上の下,光沢はやや良,食味は上の下である。出穂期及び成熟期は晩生の早,穂発芽性はやや易,耐倒伏性はやや強,脱粒性はやや易,収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-ta2,白葉枯病抵抗性品種群別は黄玉群である。 「サイワイモチ」と比較して,草型が偏穂数型であること,穂長が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,九州農業試験場(福岡県筑後市)において,昭和58年に「サイワイモチ」に「滋賀羽二重糯」を交配し,初期世代は集団養成,61年に雑種第4代で個体選抜,以後,系統育種法により選抜,育成された固定品種である。63年から生産力検定試験,特性検定試験等を行い,平成3年からは「西海糯197号」の系統名を付して地域適応性を検討し,その特性を確認して育成を完了したものである。6年は雑種第12代である。 |
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