パシオナール【パシオナール】(草花類)
登録番号 | 第4656号 | |
登録年月日 | 1995年 8月 22日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | パシオナール よみ:パシオナール | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 1996年 8月 23日 | |
品種登録者の名称 | フィデス ベヘーア社 | |
品種登録者の住所 | オランダ王国 マースラント 3155RC,コルデンホーフェラーン 6 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | ジャックスC.M.ファンデルクナープ | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ホンコン」に「ウオールストリート」を交配して育成されたものであり、花色は淡紫ピンクでスプレイ仕立ての切花向きのかなり小輪花である。 草型は直立性,草性は高性,主たる仕立て法はスプレイ仕立て,開花時の草丈はやや低である。茎の太さは4.0~5.9mm,色は緑,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は有,節間長は20~29mmである。葉身長及び葉身幅は25~49mm,基部の形は凸形,先端部分の形は鈍円,葉の二次欠刻の程度は中,葉裂片縁部の重なりは重なる,葉の表面の色は濃緑,裏面の色は緑,厚さは中,たく葉は全体的にある,分布状態は主に両側,形は深裂しない,大きさは小である。つぼみの形は平,花の大きさは30~49mm,舌状花の重ねは1.5裂まで,舌状花数は20~59である。管状花数は200~399,分布は集中,全長は6.0~6.9mmである。花弁の形は平弁及び丁字状花弁,先端の形は丸い,外花弁の反り方は平及び内曲k,花弁の長さは20~29mm,幅は5.0~9.9mm,外花弁の表面の色は淡紫ピンク(JHSカラーチャート8902),裏面の色は赤紫(同9214),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と異なり赤紫である。花たくの形は盛上がった円錐状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは10~19mm,花首の長さは40~59mm,季咲きの開花期は秋である。 「シンフォニー」と比較して,葉の先端部分の形が鈍円であること,花の大きさが小さいこと,外花弁の表面の色が淡紫ピンクであること等で,「ターゲット」と比較して,茎の色が緑であること,葉の先端部分の形が鈍円であること,管状花部の直径が小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,1987年に出願者の温室(オランダ王国)において,「ホンコン」に「ウオールストリート」を交配して得られた実生の中から選抜,育成されたものであり,1989年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「パッション」であった。 |
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