バージンウエス(広義)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/06/12 05:03 UTC 版)
アパレル業界にて、製造した布を裁断した端切れを原料として使用する場合もあるが、これはいわゆる「バージン」として分類される。端切れを一定の形に更に裁断して使用する。 また、はじめからウエスまたは布を製造するため、コットンから糸をつむいで布を編む専用のラインを持つ工場が国内外にはあるが、コットン原料の供給に関して、日本はこれを中国に依存している。 本来であれば、糸をつむぎ、布を編み、ウエスとする。これを以て“バージンウエス”と、呼ぶべきであるが(狭義)、実際には未使用の程度により、リサイクル布とバージン布を区別している。(“バージンウエス”は必ずしもウエス用に作られたものではない。余剰品ないしは、副産物もある可能性がある。) また、新品布が必ずしもコットン100%ではない。新品のTシャツがコットン100%ではなく、レーヨン等が編みこまれているのが通常である。糸のつむぎ方、編み方により、様々な風合いを持つ。 製造工程にて布を漂白する場合があるが、新品ウエスの吸水性をなくす(撥水する)可能性が高い。そのため、漂白後に必ず洗浄が必要となる。 漂白は日本人好みの白を再現させるためであるが、コスト高となるため、生成りも商品として存在する。 バージンウエス - これらの再生品が、下記リサイクルウエスともなるコットン100%(メリヤス生地) コットン100%(スムス生地) 紙(ペーパー)ウエス - 天然パルプ繊維生地で植物繊維を主体として作られる。通常1組が3~4枚重ねになっている。布製のウエスと違い、使い捨てを前提として使用されている。未晒しと呼ばれる木材本来の茶色もしくはクリーム色をしたウエスと、脱色加工(晒し)を施した白いウエスがある。 精密機械用や吸水力が高いウエス 不織布ウエス - 紙オムツや衛生用品などのために作られた不織布を有効利用。素材はコットン、レーヨン、テンセルの混合または単体。
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