バンビーナ

品種登録データベース

バンビーナ【ﾊﾞﾝﾋﾞｰﾅ】（観賞樹）

	登録番号	第4274号
	登録年月日	1995年 1月 26日
	農林水産植物の種類	ばら
	登録品種の名称及びその読み	バンビーナ 　よみ：ﾊﾞﾝﾋﾞｰﾅ
	品種登録の有効期限	18 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	協和醗酵工業株式会社
	品種登録者の住所	東京都千代田区大手町一丁目６番１号
登録品種の育成をした者の氏名	有馬康 黒崎要
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は，「グリーンアイス」の薬品処理による突然変異誘発によって育成されたものであり，花房の形は２～５輪咲，花色が淡ピンクで丸弁，菊咲，微香の小輪花となる鉢植及び切花向きの品種である。 　樹形は横張り，株立は普通，樹高は矮性である。開花枝の太さは細，新梢の色及び開花後の枝の色は青銅である。とげの曲性はまっすぐ，形は上下部えぐれ形，長さは短，基部の幅は狭，色は赤紫，数は幹の部分，花枝の基部及び花枝の中央部は少，花首はほとんど無である。小葉の数は５枚以下，本葉の長さは短，幅は狭である。展開直後の若葉の色は濃緑，光沢は有，成熟葉の色は濃緑，葉肉の厚さは普通，硬さは硬，光沢は有である。花房の形は２～５輪咲，蕾の形は尖長形である。花形は菊咲，花の大きさは小輪，高さは低，花弁表側及び裏側の色は淡ピンク（JHS カラーチャート0102）である。花弁の光沢は普通，花色の移行性は難，花弁の形は丸弁，花弁一枚の形は狭楕円形先端尖形，花弁の厚さ及び硬さは普通，数は60枚以上である。花の香りは微香，開花時期は普通である。 　「グリーンアイス」と比較して，開花後の枝の色が青銅であること，花色が淡ピンクであること，花弁一枚の形が狭楕円形先端尖形であること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は，出願者の施設（茨城県つくば市）において，昭和62年に「グリーンアイス」の組織培養を行い，これを突然変異誘起剤で処理し体細胞変異株を作出し，昭和63年からこれらの選抜，増殖を行い，平成元年に特性が安定していることを確認し，育成を終了したものである。