バンドの終焉(2013年 - )
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「ピンク・フロイド」の記事における「バンドの終焉(2013年 - )」の解説
2014年7月7日、スタジオ録音としては20年ぶりとなるアルバムを秋に発表すると、バンドのオフィシャル・サイトで公式発表し、同11月7日にアルバム『永遠/TOWA(The Endless River)』をリリースした。これは、亡くなったリチャード・ライトを追悼した作品であり、生前に録音しながらもお蔵入りしていた未発表音源でもあった。ギルモアは「これがピンク・フロイドのラストアルバムになる」と明言する。 2015年8月、ギルモアはウォーターズを含む再結成を改めて否定し、「ピンク・フロイドは自然消滅した。リック・ライトなしでは、ピンク・フロイドの看板で演奏することはない」と、バンドの終結を示唆した。ウォーターズも「正しい判断」とギルモアの意向を支持している。 2016年10月、オフィシャル・フェイスブックに「ピンク・フロイドは、女性ガザ自由船団を支援するために再び団結します」というタイトルで投稿。メディアは再結成と解釈して誤報された。 2018年、メイスンがガイ・プラットらとソーサーフル・オブ・シークレッツを結成。ピンク・フロイドの初期の楽曲をライブ演奏するというコンセプトのプロジェクト・バンドで、現在も活動を続けている。 ウォーターズとギルモアも、ソロのライブではピンク・フロイドの楽曲を演奏し続けている。 2022年4月8日、ロシアのウクライナ侵攻により被害を受けた人々の人道支援のため、28年ぶりの新曲「Hey, Hey, Rise Up!」をシングルとして発表した。ウクライナのバンド「ブームボックス」のボーカリスト、アンドリーイ・クリヴニュークが2月27日にInstagramに投稿した映像から、クリヴニュークが歌った「ああ、草原の赤きガマズミよ(Oi u luzi chervona kalyna)」の声が使用されている。演奏者はギルモア、メイスン、ガイ・プラット(ベース)、ニティン・ソーニー(キーボード)の4人。ミュージック・ビデオも同日、配信された。ビデオの監督はマット・ホワイトクロスが務めた。
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