はなまき乙女【ハナマキオトメ】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第7776号 |
登録年月日 | 2000年 2月 22日 | |
農林水産植物の種類 | りんどう | |
登録品種の名称及びその読み | はなまき乙女 よみ:ハナマキオトメ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | 2003年 2月 25日 | |
品種登録者の名称 | 高橋和男 | |
品種登録者の住所 | 岩手県花巻市東十二丁目21地割94番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 高橋和男、佐藤源八、伊藤正昭、藤原敬一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,晩生系ササリンドウの変異株であり,花は内面上部が青味紫色,中部及び外面が明青紫色の鉢物向きの品種である。植物体の形状は直立性,草丈は20~29㎝である。茎の直径は2.0~2.9㎜,横断面の形状は円形,色は淡緑,着色程度は多,空洞の有無は無である。1節側枝発生数及び2節以上の側枝発生数は0である。葉長は3.0~4.9㎝,葉幅は1.5~1.9㎝,葉身の形状は卵円形,葉表面の色は緑,着色程度は少,裏面の色は淡緑,着色程度は中である。花房のつき方は茎頂に群生,開花の順序は頂部より,頂部の着花数は1~4,茎当たりの総花数は5~9である。花冠の形状は鐘形,長さは4.0~4.9㎝,直径は1.2~1.5㎝,先端の直径は2.5~2.9㎝,転回はやや外反転,花冠内面上部の色は青味紫(JHS カラーチャート8310),中部及び外面の色は明青紫(同8004),内面上部の斑点は少,中部の斑点は中,外面の斑点は無,外面の縞模様の有無は有である。花冠裂片の長さ及び幅は10~11㎜,形状はⅤ型である。がくの裂片数は5,形状は披針形,そろいは不斉,がく筒の形状は漏斗状である。開花期は極晩で育成地(岩手県花巻市)において10月中下旬である。「いわて乙女」と比較して,葉身の形状が卵円形であること,開花期が遅いこと等で,「晩福寿」と比較して,花冠裂片の形状がⅤ型であること,がく筒の形状が漏斗状であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成5年に育成者のほ場(岩手県花巻市)において,晩生系ササリンドウの変異株を選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,7年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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