ネットギャラリー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/01 08:41 UTC 版)
「マリオアーティストシリーズ」の記事における「ネットギャラリー」の解説
不特定多数のユーザーに対して作品を公開するサービス。作品内容が肖像権や著作権、公序良俗などに触れていないかランドネットにより審査されるため、実際にダウンロードできるまでには数日かかった。 全ての作品が、そのアップロードされた日時順に分けて展示されていたほか、下のようなコーナーにもあわせて展示されていた。 ランキング 前1週の間でダウンロード数の多かった作品のランキング。どの作品をダウンロードするかの、一つの目安となるものであったが、場合によっては作品の質とダウンロード数の多さが一致していないこともあった。 イチオシ、チョイオシ ネットギャラリーの開設当初、ランドネット会員から「何をダウンロードしたらいいのかわからない」といった声があったため、ランドネットは毎週ユーザーが投稿した作品の中からお勧めの「イチオシ」作品の選定を行い、特別にスペースを設けることにした。これらに選ばれると、作品のダウンロード数にかなり影響があった。ダウンロードするユーザーにとって一定の基準として認知されていたということであり、アップロードしたユーザーにとっても選ばれるのは喜ばしいことであった。また、「イチオシ」に漏れた作品の紹介も行われたるようになったが「イマイチ」という呼称であったためユーザーから不評を買い、すぐに「チョイオシ」に変更された。 また、選定された作品には基準のよくわからない(恐らく無い)点数が付けられており、イチオシが100~80点程度、チョイオシは80~60点程度だったため、それにも選ばれなかったユーザーが「自分の作品の点数は何点だというのか」と荒れだし、チョイオシの最低が80点ほどに底上げされた。 イチオシの選定基準については、問い合わせたというユーザーによれば、担当者がその週の目ぼしい作品をリストアップした後社内で投票が行われ、上位が「イチオシ」、それに漏れた分が「チョイオシ」、という選定が行われていたらしい。ただしこれはランドネットから公式に発表された情報ではなく、最初のリストアップの基準もよくわからなかったため、選定について不透明なものと感じるユーザーも多かった。さらに禁止された素材を使用した作品が「イチオシ」に選ばれたり、他のユーザーの作品や各ソフトに収録されたサンプル作品を盗用したとしか思えないものが「チョイオシ」に選ばれるなど、物議をかもす選定も存在した。 THE個展 ランドネット終盤にはユーザーのメール投票により選ばれたユーザーの作品を集めて展示する「THE個展」のコーナーが特設された。1つのデータの種類から10作品以内で作品が集められ、1週に1人のペースで追加されていった。 これに選ばれるのは名誉なことであり、作品閲覧のための新しい基準としても有用であったが、作品の選定について本人の意向は確認されなかったことや、データの種類が1つに絞られていたことなど、不満をもたれる面もあった。 交換ボックス パスワードを利用して、特定のユーザーにのみダウンロードさせる作品をアップロードできるサービス。作品の共同制作を行う際や、私的な絵日記などを送信する際に利用する。内容審査が行われないため、すぐにダウンロードすることが可能であった。ランドネットの審査を通らなかった作品をどう変更するかの相談、通す気の無い作品の流通などもこっそり行われた。 プリントサービス アップロードした「2Dさくひん」をシールや絵はがきにしたり、ペーパークラフトモードで作った「3Dさくひん」を展開図にしてペーパークラフトにできるという有料サービス。出来上がったものは後日郵送された。
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