ニューポートニューズ (原子力潜水艦)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ニューポートニューズ (原子力潜水艦)の意味・解説 

ニューポートニューズ (原子力潜水艦)

(ニューポート・ニューズ (潜水艦) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 08:05 UTC 版)

艦歴
発注 1982年4月19日
起工 1984年3月3日
進水 1986年3月15日
就役 1989年6月3日
その後 就役中
母港 バージニア州ノーフォーク
性能諸元
排水量 満載:6,187 トン、基準:5,785 トン
全長 110.3 m (362 ft)
全幅 10 m (33 ft)
喫水: 9.4 m (31 ft)
機関 S6G reactor 1基
乗員 士官12名、兵員98名
モットー

ニューポート・ニューズ(USS Newport News, SSN-750)は、アメリカ海軍ロサンゼルス級原子力潜水艦の39番艦。艦名はバージニア州ニューポート・ニューズに因んで命名された。その名を持つ艦としてはデモイン級重巡洋艦3番艦(CA-148)以来3隻目。

艦歴

ニューポート・ニューズは1984年3月3日バージニア州ニューポート・ニューズニューポート・ニューズ造船所で起工した。1986年3月15日にローズマリー・D・トリブル夫人によって命名、進水し、1989年6月3日にマーク・B・キーフ艦長の指揮下就役する。ニューポート・ニューズ市長ジェシー・ラトレイはロナルド・W・ベルによる詩「Newport News」の飾り額を艦に寄贈した。

就役後、ニューポート・ニューズは中東での作戦を含む6ヶ月の海外任務を終え、ノーフォークへ帰還する。2004年8月には同盟国の海軍とともに北大西洋における作戦に参加し、その後アメリカ中央軍の作戦に加わり、テロとの戦いに従事した。

2007年1月8日アラビア海ホルムズ海峡南方で潜行中のニューポート・ニューズは、日本川崎汽船が所有するタンカー最上川」と接触事故を起こした。アメリカ海軍によれば、ニューポート・ニューズは船体の一部を損傷したものの、衝突による原子炉への影響はなく、放射能漏れは起きていない。一方、最上川は船底バラストタンクに計5カ所に穴が開き、スクリュー・プロペラ先端部にも欠損が見受けられた。原子力空母ドワイト・D・アイゼンハワー」(USS Dwight D. Eisenhower, CVN-69)率いる第8空母打撃群の一部としてソマリア方面へ航行中だったとみられる。この事故により、第5艦隊司令部は艦長のマシュー・ワインガード中佐を解任した。

2025年7月9日、ニューポート・ニューズはアイスランドレイキャヴィークに寄港し、アイスランドに寄港した初の原子力潜水艦となった[1]

外部リンク

関連項目

  1. ^ Historic First – U.S. Nuclear-Powered Submarine Conducts Port Visit in Iceland”. navalnews.com (2025年7月9日). 2025年7月15日閲覧。



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ニューポートニューズ (原子力潜水艦)のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ニューポートニューズ (原子力潜水艦)」の関連用語

ニューポートニューズ (原子力潜水艦)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ニューポートニューズ (原子力潜水艦)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのニューポートニューズ (原子力潜水艦) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS