なん‐ばん【南蛮】
読み方:なんばん
1 古代中国人が、インドシナをはじめとする南海の諸民族を卑しんで呼んだ語。南夷。→西戎(せいじゅう) →東夷(とうい) →北狄(ほくてき)
2 日本で室町末期から江戸時代にかけて、ベトナム・タイ・フィリピンなど、東南アジア方面をさしていった語。
3 東南アジアに植民地をもつポルトガル・スペインをいった語。→紅毛(こうもう)
4 名詞の上に付いて2・3から渡来したものであること、またそのように異国風であること、などの意を表す。「—絵」
5 歌舞伎・舞踊・操り人形などの演技で、右手と右足、左手と左足を一緒に前に出すしぐさ。なんば。なんば振り。
6 「南蛮煮」の略。また、ネギを入れて煮たうどんやそばをいい、具によって「鴨(かも)南蛮」「カレー南蛮」などがある。
7 「南蛮黍(きび)」の略。
8 「南蛮辛子(がらし)」の略。
トウガラシ
南蛮
南蛮
「ナンバン」の例文・使い方・用例・文例
- ナンバンのページへのリンク