ナルニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/02 13:22 UTC 版)
ナルニ Narni |
|||||
---|---|---|---|---|---|
|
|||||
|
|||||
行政 | |||||
国 | ![]() |
||||
州 | ![]() |
||||
県/大都市 | テルニ | ||||
CAP(郵便番号) | 05035 - 05036 | ||||
市外局番 | 0744 | ||||
ISTATコード | 055022 | ||||
識別コード | F844 | ||||
分離集落 | #分離集落参照 | ||||
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 | ||||
公式サイト | リンク | ||||
人口 | |||||
人口 | 17904 人 (2024-01-01 [1]) | ||||
人口密度 | 90.5 人/km2 | ||||
文化 | |||||
住民の呼称 | narnesi | ||||
守護聖人 | San Giovenale | ||||
祝祭日 | 5月3日 | ||||
地理 | |||||
座標 | 北緯42度31分 東経12度31分 / 北緯42.517度 東経12.517度座標: 北緯42度31分 東経12度31分 / 北緯42.517度 東経12.517度 | ||||
標高 | 240 (42 - 910) [2] m | ||||
面積 | 197.86 [3] km2 | ||||
![]()
テルニ県におけるコムーネの領域
|
|||||
![]() |
ナルニ(伊: Narni)は、イタリア共和国ウンブリア州テルニ県にある、人口約17,900人の基礎自治体(コムーネ)。
ラテン語の旧名であるナルニア (Narnia) の名でも呼ばれる。
地理
位置・広がり
テルニ県南東部のコムーネ。

隣接コムーネ
隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のVTはヴィテルボ県所属を示す。
気候分類・地震分類
ナルニにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona D, 1802 GGである[4]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 2 (sismicità media) に分類される[5]。
歴史
ナルニ市の昔のラテン語の名前は「ナルニア」といい、古代ローマの植民地として紀元前299年に作られ、紀元前90年にムニキピウム (Municipium) となった。
ナルニアがいつナルニ市に変わったのか確かな事は知られていないが、おそらくは1200年~1300年からフランス革命後まで徐々に変化して行き、最終的には1800年にも石碑や硬式書類に古代の名のナルニアが書かれているのが認められる。
ナルニア出身の有名人は、皇帝ネルウァ、聖カッシオ、エラズモ・イル・ガッタメラータ、ガレオット・マルツィオ(Galeotto Marzio)、福者ルチーア、ベルナルド・エローリ(Berardo Eroli)など。 ガッタメラータの家の近くに有名な以下の言葉が書かれている。
「 | Narnia me genuit Gattamelata fui | 」 |
行政
分離集落
ナルニには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
- Borgaria, Capitone, Cigliano, Guadamello, Gualdo, Itieli, La Quercia, Montoro, Nera Montoro, Narni Scalo, Ponte San Lorenzo, San Faustino, San Liberato, Santa Lucia, Sant'Urbano, San Vito, Schifanoia, Stifone, Taizzano, Testaccio, Vigne
カピトーネ
カピトーネ (il Capitone) は現在ナルニの一集落であるが、絶えずその支配下にあったわけではない。
実際、最初は独立した町で後にナルニに征服され、続いて教皇国の保護下となった。
最終的に、約1世紀後カピトーネは再度ナルニに征服された。そしてそのまま今に至ると言える。
このすばらしい町は何度も略奪され、今日ではただ石造りの城壁の入り口の2重アーチの門、旧市街を少し外れた見張り塔から見る街周辺のすごく良い景観だけを観る事ができる。
文化・観光
催し
- 指輪競争
- ナルニ国際フェスティヴァル(Narni International Festival)
- ナルニ・ブラック・フェスティヴァル(Narni Black Festival)
観光場所
- Eroli Museum
- ドゥオーモ (Duomo)
- サンタ・マリーア・イン・ペンソレ教会 (Chiesa di S. Maria in Pensole)
- 砦 (La Rocca)
- ローマ時代の橋
- ベネディクト会の修道院
- パラッツォ・コムナーレ (Palazzo Comunale) にあるギルランダイオの祭壇画
- ローマ時代の教会、サンタ・プデンツィアーナ教会(Chiesa Santa Pudenziana) - ナルニの少し郊外
- フォルミア水道(L'acquedotto della Formina)
- ナルニの地下 (Narni Sotterranea)
興味
作家C・S・ルイスは、イタリアの古い地図を見ながらそこに書かれていたナルニのラテン語名「ナルニア」を拝借し、人気シリーズである彼のファンタジー小説「ナルニア国ものがたり」につけた。
人物
著名な出身者
脚注
- ^ “Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2024” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年6月2日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Anno:2024, Ripartizione:Centro, Regione:Umbria, Provincia:Terni, Comune:Narni を選択
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Terni (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年4月27日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Terni (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年4月27日閲覧。
- ^ “Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
- ^ “classificazione sismica aggiornata al aprile 2023” (xls). https://rischi.protezionecivile.gov.it/it/sismico/attivita/classificazione-sismica/. イタリア市民保護局. 2023年12月16日閲覧。
外部リンク
「ナルニ」の例文・使い方・用例・文例
- それはナルニアの国である。
- ナルニアはかつて平和な楽園だったが,邪悪な白い魔女,ジェイディス(ティルダ・スウィントン)ののろいによって,永遠の冬の世界になっていた。
- ナルニアで,4人の子どもたちは言葉を話す動物たちに出会う。
- ビーバー夫妻は子どもたちに,彼らがナルニアを魔女ののろいから解き放つだろうと言う。
- しかし,ナルニアの崇高なライオンの王,アスランが帰還したことを聞くと,彼らに勇気と自信がわいてくる。
- ナルニアの未来は彼らにかかっているのだ。
- ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角(つの)笛(ぶえ)
- 2年前,「ナルニア国物語」シリーズの第1作が世界中で大ヒットした。
- 今年,あなたは壮大なナルニアの世界に再び招かれる。
- ペベンシー家の4人の子どもたち,ピーター(ウィリアム・モーズリー),スーザン(アナ・ポップルウェル),エドマンド(スキャンダー・ケインズ),ルーシー(ジョージー・ヘンリー)が魔法の国ナルニアに偶然入り込み,そこに平和をもたらすために戦ってから1年経った。
- 一方,ナルニアの時間では1300年以上経過していた。
- その角笛は,危機が訪れた時に,ナルニア国の4人の王と女王を呼び戻してくれると信じられている。
- その音はナルニアの森全体にこだまし,そして最終的にペベンシー家の子どもたちに届く。
- ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島
- これは「ナルニア国物語」シリーズの3作目の映画だ。
- ナルニアとは,英国の作家,C・S・ルイスが一連の本の中で創造したファンタジーの世界である。
- 今作では,わくわくするような冒険がナルニアの海で起こる。
- 彼らはナルニアに戻れたことを喜ぶ。
- しかし,エドマンドとルーシーは,ナルニアがとても強い邪悪な力によって危険にさらされていることを知る。
固有名詞の分類
- ナルニのページへのリンク