ななつぼし【ナナツボシ】(食用作物)
登録番号 | 第12272号 | |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | ななつぼし よみ:ナナツボシ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 北海道 | |
品種登録者の住所 | 北海道札幌市中央区北三条西六丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 丹野久、菅原圭一、宗形信也、田縁勝洋、吉村徹、相川宗巖、菊地治己、佐藤毅、前田博、本間昭、田中一生、佐々木忠雄、太田早苗、鴻坂扶美子 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ひとめぼれ」と「空系90242A」のF1に「空育150号(後の「あきほ」)」を交配して得たF1の葯培養個体から育成されたものであり、育成地(北海道岩見沢市)における成熟期は中生の早、障害型耐冷性が強い水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長はやや短、稈の細太は中、剛柔はやや剛、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや短、穂数はやや多、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は黄白-黄である。玄米の形はやや細長、大小は中、粒色は白、色沢はやや淡、精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、腹白及び胴割の多少は極少、食味は上の下である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は中生の早、穂揃日数は中、障害型耐冷性は強、出穂遅延型耐冷性はやや強、耐倒伏性はやや弱、脱粒性は難、地上部全重及び収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a、i、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)である。アミロース含量は中、蛋白質含量はやや低である。「きらら397」と比較して、芒が多いこと、玄米千粒重が軽いこと、障害型耐冷性が強いこと等で、「ほしのゆめ」と比較して、稈の剛柔が剛いこと、穂数が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に北海道立中央農業試験場岩見沢試験地(岩見沢市)において、「ひとめぼれ」と「空系90242A」のF1に「空育150号(後の「あきほ」)」を交配し、そのF1の葯培養して得られた再分化個体について、6年に温室で個体選抜、以後系統育種法により固定を図り、7年から、生産力及び諸特性の検定を行い、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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