ナツユウ【ナツユウ】(飼料作物)
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登録番号 | 第12308号 |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | あかクローバー | |
登録品種の名称及びその読み | ナツユウ よみ:ナツユウ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構、北海道 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1、北海道札幌市中央区北三条西六丁目 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 我有満、眞木芳助、植田精一、山口秀和、松浦正宏、澤井晃、内山和宏、磯部祥子、堤光昭、竹田芳彦、中島和彦 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、トルコからの導入系統、「KUHN」、「LAKEKLAND」、「サッポロ」及び育成者育成系統等の45品種・系統を母材に個体選抜を繰り返し、生産力検定による選抜を行った後、菌核病菌接種試験による残存株から合成した固定品種であり、春の草勢は極強、開花始はやや早生、越冬性はかなり良、永続性は良、菌核病抵抗性は強、うどんこ病抵抗性のやや強い採草用品種である。萌芽の良否及び春の草勢は極良、開花始はやや早生、生育型は2型である。草丈は中、葉長はやや長、葉幅は中、葉斑は鮮明、毛茸はやや多、茎数はやや少、節間数は極多、茎の太さはやや細である。再生はやや弱、秋の草勢は中、越冬性はかなり良、永続性は良、千粒重は重、乾物率は低である。モザイク病抵抗性は強、茎割病抵抗性及びさび病抵抗性はかなり強、うどんこ病抵抗性はやや強、菌核病抵抗性は強である。「ホクセキ」と比較して、生育型が2型であること等で、「クラノ」と比較して、開花始が早いこと、生育型が2型であること、越冬性が良いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和58年に北海道農業試験場(現農業・生物系特定産業技術研究機構、札幌市)において、トルコから導入した極早生系統、「KUHN」、「LAKELAND」、「サッポロ」及び北海道農業試験場育成系統等の45品種・系統を母材に個体選抜を繰り返し、平成4年から生産力検定による選抜を行った後、4母系に菌核病菌を接種して7年にスクリーニングした残存株から合成した固定品種である。10年から地域適応性検定試験、耐寒性検定試験等を実施し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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