ドラムスキャナ
ドラムスキャナ
ドラムスキャナとは、イメージスキャナの一種で、読み取る対象となる原稿を、ドラムと呼ばれる透明な円筒に巻きつけて順次回転させ、固定されている読み取り装置によって走査を行っていく方式のスキャナのことである。
ドラムスキャナは、読み取り対象をわずかずつ移動させて走査を行う。高精度の読み取りが可能であり、印刷や製版など現場向けのスキャナとして利用される。
ドラムスキャナは高性能であり、ある程度の大きさにも対応できるが、ドラムという機構の特性上、凹凸があったり、あるいは厚かったり硬かったりして曲げることができない原稿は、読み取りることが困難である。また、装置そのものが大きいため、取り扱いも難しい。
ドラムスキャナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 10:26 UTC 版)
ある程度の太さをもつ筒(ドラム)に読み取りたい原稿を巻きつけ、スキャンを行う。原稿は回転方向に、撮像素子は軸方向に移動させる。このため螺旋状に走査がおこなわれることになる。一度に1画素のみを読み取る構造であり、速度は遅いが撮像素子の解像度による制約がないため、一般に数千~1万dpiの高解像度を得ることができる。価格は百万円単位以上と高価で大型な装置であり、業務用としてイメージセッタで印刷物の製版用データ(最大でA0版まで)を得るために使用される。
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