フィルムスキャナ
【英】film scanner
フィルムスキャナとは、スキャナ(イメージスキャナ)のうち、写真のフィルムを読み込むためのスキャナのことである。
フィルムスキャナは、フィルムに光を照射して透過光を読み込むことでスキャンを行う。反射光を利用してスキャンするフラットベットスキャナなどに比べて、高い解像度の画像を得ることができる。
フラットベットスキャナでは、透過原稿ユニットと呼ばれる装置を装着することで、フィルムスキャナとして試用することができる。最近では、家庭用の小型のフィルムスキャナも普及している。
フィルムスキャナ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 10:26 UTC 版)
「イメージスキャナ」の記事における「フィルムスキャナ」の解説
写真用フィルムの読み取りに特化したスキャナ。フィルムを通った透過光を読み取って画像として処理する。専用モデルの場合は2,400dpi以上の高解像度の機種がほとんどで、基本的に135フィルムやAPSフィルムが、上位機種では120フィルム/220フィルムや特殊なフィルム、機種によっては4×5in判のような大判シートフィルムに対応したものも存在する。 性能は劣るものの、経済的な面からフラットベッドタイプでも透過原稿ユニットが装備済み、もしくはオプションとして用意されている機種があり、専用モデルに比べフラッドベッドスキャナは大変安価だが、特に120フィルムや大判の場合、フィルムを数mm浮かせてスキャンしなければならないため、ややピントが甘くなるという弱点もある。これを解決するためにフィルム用に焦点を変えられるモデルも一部に存在する。 2017年9月に発売されたニコンのデジタル一眼レフカメラ「D850」には、オプションとして、135ネガフィルムを撮影して、デジタル正像にするためのキットが用意されている。
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