ドラッカーの『マネジメント』と、みなみのマネジメント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 06:04 UTC 版)
「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」の記事における「ドラッカーの『マネジメント』と、みなみのマネジメント」の解説
組織の定義付け あらゆる組織において(中略)努力を実現するためには「われわれの事業は何か。何であるべきか」を定義することが不可欠である。 「顧客は誰か」という問いこそ、個々の企業の使命を定義するうえで、最も重要な問いである。「顧客は誰か?」→お金を出してくれる親、部費や施設を提供してくれる学校や応援してくれる生徒、東京都、高野連、試合を見てくれる全国の高校野球ファン、そして実際にプレーをする野球部員。 「野球部は何のための組織か?」→上記の顧客に対し、感動を与えるための組織。 マーケティング 真のマーケティングは顧客からスタートする。すなわち、現実、欲求、価値からスタートする。「われわれは何を売りたいか」ではなく、「顧客は何を買いたいか」を問う。「われわれの製品やサービスにできることはこれである」ではなく、「顧客が価値ありとし、必要とし、求めている満足はこれである」という(抜粋)。みなみは、野球部員へのマーケティングの手段として「お見舞い面談」を実施する。当初はみなみがやろうとしていたが、部員たちはどこか他人行儀でよそよそしかった。そこで、彼らとの付き合いが長く、話し上手な夕紀に彼らの現実、欲求、価値を聞き出せないものかと考えたもの。一人ずつ夕紀の病室に呼び出し、お見舞いがてらに話を聞き、部員らの現実、欲求、価値を、どんどんと引き出していった。 成果と働きがい マネジメントは、生産的な仕事を通じて、働く人たちに成果を上げさせなければならない。働きがいを与えるには、仕事そのものに責任を持たせなければならない。そのためには、以下のものが不可欠である。生産的な仕事 - マネジメントで重要なファクターとなるマーケティング業務を夕紀に一任し、自分の仕事が野球部に貢献していることを、彼女に実感してもらった。 フィードバック情報 - 面談が終わった後に反省会を開き、みなみは夕紀に自分の評価や感じたことを率直に伝えた。 継続学習 - みなみは夕紀に、ドラッカーの『マネジメント』を読んでもらった。また、どうやったら効率的なマネジメントができるかを話し合い、『マネジメント』以外の本も読んでもらった。
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