トレントとアイリスの家系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/05 21:21 UTC 版)
「魔法の国ザンス」の記事における「トレントとアイリスの家系」の解説
トレント 生き物を変身させる魔法使い。変身させられたものは、魔法の力も変身後の生き物と同じとなり、心も影響を受ける。かつて王位を狙ったが、敵対する人を容赦なく変身させるという邪悪なことをしたため、信頼していた部下に裏切られ、眠っているところを捉えられてザンスから追放された。マンダニア(19世紀フランス・アルル地方)で数年を過ごし妻子を得るが、彼女らが亡くなった後、再びザンスに戻ってきた。帰還後、長老たちにより能力と成長を認められ、アイリスと再婚し王位に就く。 元々は有能だが人を信じ切れない冷酷な性格だった。長いマンダニアでの生活の結果、人を信じるようになり、理知的で魅力的な人物となっている。 アイリス トレントの後妻である中年の魔女。目くらましの魔女であり、小さいとはいえ島全体を覆うほど強力な幻覚を作り、視覚や聴覚だけでなく、味覚や触覚にまで影響を与える。権力欲に燃え傀儡に使える夫を探していたが、トレントと便宜的に結婚することで、結果として野心を満たした。 当然、当初二人の間に愛情などは皆無であったが、双方が歩み寄る形でまっとうな夫婦生活をするようになり、最終的にはお互いを気遣い、心配しあうようになった。 イレーヌ トレントとアイリスの一人娘。植物を瞬時に育て上げる能力を持つ。少女時代は準魔法使いレベルだった。ただし、ある事件の時には一時的に王位に就いた。のちにアイビィの出産に伴って能力が増したことにより魔法使いに昇格した。 美しくスタイルも良いが気が強くてすぐに手が出る女性であり、幼なじみのドオアと結婚することを生まれたときから決められていたこともあって、当初は彼に激しい敵意を抱いていた。3巻、4巻には彼女がドオアをいじめていたことを匂わす描写もあり、おそらくドオアが気弱で女性が苦手な性格になったのは彼女の影響である。後に相思相愛状態になって結婚した。
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