とこなめ‐やき【常滑焼】
常滑焼
読み方:トコナメヤキ
愛知県常滑市を中心に知多半島一帯で生産されるやきもの。始め、奈良末期から平安時代にかけて須恵器と灰釉陶器を焼いた我国最大の窯業地・猿投群窯の支窯としてスタートした常滑焼は、平安末期から鎌倉時代にかけて中世古窯址群としては推定三千基以上にのぼる築窯跡を誇る当時随一の窯業地として繁栄した歴史をもつ。江戸後期には連房式登窯も導入された。明治初期、中国人金士恒が朱泥急須を伝授し、また鯉江方寿が英国式真焼土管の大量生産を開発した。二十世紀に入ると、倒炎式石炭焼成角窯が導入され、全国生産の過半を占める土管のほか火鉢、植木鉢、さらにタイルなど建築用陶器も量産、常滑窯業地は活況を呈した。
愛知県常滑市を中心に知多半島一帯で生産されるやきもの。始め、奈良末期から平安時代にかけて須恵器と灰釉陶器を焼いた我国最大の窯業地・猿投群窯の支窯としてスタートした常滑焼は、平安末期から鎌倉時代にかけて中世古窯址群としては推定三千基以上にのぼる築窯跡を誇る当時随一の窯業地として繁栄した歴史をもつ。江戸後期には連房式登窯も導入された。明治初期、中国人金士恒が朱泥急須を伝授し、また鯉江方寿が英国式真焼土管の大量生産を開発した。二十世紀に入ると、倒炎式石炭焼成角窯が導入され、全国生産の過半を占める土管のほか火鉢、植木鉢、さらにタイルなど建築用陶器も量産、常滑窯業地は活況を呈した。
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