連房式登窯とは? わかりやすく解説

連房式登窯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 03:29 UTC 版)

連房式登窯(れんぼうしきのぼりがま、climbing kiln)とは、焼成室(房)を斜面に複数連ねた窯の総称で、一般的に狭義の「登り窯」と呼ばれている窯のことを指す。日本では、16世紀末に朝鮮半島の陶工が北九州佐賀県北部波多村岸岳地区の松浦党波多氏によって階段状割竹式登窯(割竹形連房式登窯)が造られ[要説明]、最古級の唐津焼が焼かれたのがはじまりである[1]


  1. ^ 窯詰め、焼成に胎土目積みが使われたのが特徴で、物原出土の遺物に目積みにもちいた粘土の団子が付着していることがある。
  2. ^ このことの経緯は、『瀬戸大窯焼物并唐津窯取立由来書』に記されているという。
  3. ^ 『古伊万里 磁器のパラダイス』(とんばの本)、新潮社、2009、pp.27 - 29(該当部執筆者は荒川正明)
  4. ^ 17世紀後半の標式窯である。


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連房式登窯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 08:29 UTC 版)

「窯」の記事における「連房式登窯」の解説

連房式登窯は、通常斜面複数焼成室を連続させて造られる窯であり、狭義の「登り窯」として一般に知られる窯である。燃料は一番下段焼成室に積まれ燃やされ焼成室の下方にある複数通気孔日本窯業用語で「サマ」と呼ばれる)から熱が順次上の焼成室に送られる高温で、多量かつ均質に製品焼成することを可能にしている。江戸時代からの伝統的な日本国内磁器窯は、すべてこの形であり、13001500程度まで内部温度上がるようになっている

※この「連房式登窯」の解説は、「窯」の解説の一部です。
「連房式登窯」を含む「窯」の記事については、「窯」の概要を参照ください。

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