トカレフTT-33の遊戯銃
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トカレフTT-33は、日本では暴力団などによって犯罪に多用されるため非常にイメージが悪く、遊戯銃・玩具としては人気がなく、モデル化されたものは少ない。 唯一ハドソン産業が発火式モデルガンとブローバックガスガンでモデルアップしていた(ハドソン産業は現在では廃業)。しかし、モデルガンのほうは中国製の実銃より加工は粗くないが、いまいち動作は鈍い。ブローバックガスガンのほうも、発売当初に生産されていたタイプAと呼ばれるモデルはガス漏れが頻発し安定した動作が期待できなかったが、現在発売されている改良型のタイプBはガス漏れも無く動作も非常に安定している。 実物では安全装置を一切持たないことが特徴であるトカレフであるが、自主規制上、エアソフトガンでは手動安全装置を持たせなければならない。タイプAではスライドストップレバーが安全装置のレバーを兼ねているため、スライドストップを操作する際に勢い余って安全装置をかけてしまい、発射不能になることもある。タイプBでは左グリップ上方からスイッチ状のレバーが生えており、グリップを付け直すだけで実物通りの安全装置がない状態を再現できる。当然のことながら、暴発の危険性も実物通りとなる。 しかし、モデルガンもブローバックガスガンもシングルアクションにもかかわらず引き金が重く、よく「爪楊枝を人差し指の先で折る感触」などと言われる。ただし、実銃のトリガープル(引き金を引いた感触)も重いことで有名で、その操作感触もあまりできのいいものではないため、ある意味リアルであり、マニアにはかえって喜ばれている。 2010年代に入り、韓国のTOYSTAR社によってコッキング式のエアソフトガンとしてモデル化され、日本国内でも流通している。やはり玩具としての安全性上、手動安全装置が必要なため、スライドストップの下に円形のノッチが追加されており、これを回転させることによって安全装置が機能する機構となっている。 2013年にはKSCからブローバックガスガンがモデル化、ハドソン産業廃業以来のブローバックガスガン化となった。JASGの自主規制上手動安全装置が不要なため、実物どおりに安全装置を持たない。 表 話 編 歴 銃器の登場作品一覧日本 拳銃十四年式拳銃 - ニューナンブM60 小銃三八式歩兵銃 - 64式小銃 - 89式小銃 その他種子島銃 アメリカ 拳銃M10 - M19 - M1911 - M39 - SAA ピースメーカー - パイソン - オートマグ 小銃M16小銃 - M4カービン 機関銃M1919重機関銃 - M2重機関銃 その他M590散弾銃 ドイツ 拳銃C96 - P38 - PPK - USP 機関銃MP5短機関銃 - UMP短機関銃 ベルギー 拳銃ハイパワー - Five-seveN 機関銃ミニミ軽機関銃 - P90 PDW その他グロック - デザートイーグル - ベレッタ 92 - ベレッタM93R - ベレッタM1934 - Cz75 - SIG P220 - SIG P226 - SIG P230 - トカレフTT-33
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