デハ1311形
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「小田原急行鉄道201形電車」の記事における「デハ1311形」の解説
東京急行電鉄時の1946年5月29日に経堂工場で発生した火災により、本形式では当時のデハ1356とクハ1310が全焼しており、復旧に際して以下の仕様となっている。 屋根は鋼製となり、デハ1356は正面の貫通扉を埋込み。 側面窓は下段上昇・上段下降・中段固定式の3段窓とした。 室内は乗務員室を全室に、座席は板張りとした。 デハ1356の電装品および台車は1945年4月の事故で休車となっていたデハ1601のABF形制御器およびKS-33-Lを使用。 その後、両車は小田急電鉄のデハ1400形1406とクハ1450形1460となっており、並行して順次座席の改造、運転室の全室から半室式への改造、電装品のHB制御への復旧、台車交換などにより他車と同仕様に揃えられ、側面窓も両車とも1953年8月に下落し窓に改造されている。 1954-56年の更新改造では1460は他のクハ1450形と同じく更新改造を実施したが、1406は対象から除外されて1956年に形式・番号もデハ1310形1311に変更されており、1956年時点では台車はKS-30-Lを装備していた。1959年にデハ1300形とほぼ同一の車体に更新してデハ1300形に編入され1304 (2代)となった(これ以後の1304 (2代)の動向については小田原急行鉄道151形電車を参照)。
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