デッドマンズQ
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「死刑執行中脱獄進行中 荒木飛呂彦短編集」の記事における「デッドマンズQ」の解説
『オールマン』1999年12号 - 14号掲載、全3話で、エピソードは1話と2・3話の2つ。『ジョジョの奇妙な冒険』Part4『ダイヤモンドは砕けない』の登場人物である吉良吉影と思しき人物の「霊」が主人公として登場する。また、「屋敷の幽霊」「魂を食べる生き物」など、後のPart6に通じた部分が見られる。後に出版されたコンビニコミック版の『ダイヤモンドは砕けない』シリーズの最終巻にも収録されている。作品タイプA。 あらすじ 記憶を失った幽霊吉良吉影は心の平穏を求めて殺し屋をしていた。しかし幽霊であるゆえに行動に制約が多く、思うように遂行出来ないことに苛立ちを感じていた。 そんな中、依頼主の尼僧から「『軍人の家に住む者』の殺害」として、幽霊屋敷ならぬ「屋敷の幽霊」に住む者の殺害を命じられ、S市杜王区を訪れる。 登場人物 吉良吉影(きら よしかげ) 心の平穏を求めて殺し屋をしている幽霊。自分の名前や生前の価値観はわかるが、いつ・どのようにして死んだかなどといった記憶を失っており、また天国へは決して行けないであろうことは理解している。彼がPart4の吉良吉影であることは示唆されているが明言されず、スタンドを使えるような描写も存在しない。 標的の男 15年前に起きた「樫の木坂児童連続殺人事件」の犯人。山岡という女の家にかくまわれていたが、依頼者の「最も恥をかかせる形で殺して欲しい」との要望から時効寸前に吉良に殺害された。 女坊主(あま) 吉良への殺人の依頼を仲介している尼僧。吉良に「軍人の家に住む者」の殺害を依頼する。なぜか吉良のような幽霊が見え、会話ができている。しかしあくまでビジネス上のつながりであるらしく、家の幽霊に殺されかけた(死んでいるので魂を消されかけた?)吉良には「事と次第によっては『あの世』が本当にあるのかどうか自分で体験させてやる」と殺意すら抱かれている。 魂の掃除屋 「軍人の家の幽霊」にあった卵から生まれた存在。幽霊を侵食し、別の存在に変える。この呼称はその様子を見た吉良の推測に基づくもの。
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デッドマンズQ
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「スピンオフ作品の一覧」の記事における「デッドマンズQ」の解説
『ジョジョの奇妙な冒険』Part4「ダイヤモンドは砕けない」のキャラクター・吉良吉影を主人公に、吉良の死後の様子を描いた短編作品。
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