テナー・サクソフォンとは? わかりやすく解説

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テナー‐サキソホン【tenor saxophone】

読み方:てなーさきそほん

《「テナーサクソフォン」とも》⇒テナーサックス


テナー・サクソフォーン

(テナー・サクソフォン から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/06 06:09 UTC 版)

テナー・サクソフォーン: Tenor Saxophone)はサクソフォーン族の一員で中型の大きさのものを指す。 1840年代に開発者のアドルフ・サックスによって製造された木管楽器である。 テナー・サクソフォーンとアルト・サクソフォーンの2つは、サックスの中で最もよく利用されるサクソフォーンである。 テナーは基本音がBに調節されており (Eのキーに調節されているものもある)。 音符記号の中で移調楽器として記譜され、音程は1オクターブと長2度より下の音として調節される。近代のテナー・サクソフォーンは、高F Fを持ち、音域はA2から、E5(コンサート場)で、それ故にピッチは1オクターブでソプラノ・サクソフォーンより下の音域になる。 テナー・サクソフォーンを吹く人々は、”テナー・サクソフォニスト”や、”テナー・サックスプレイヤー”、単純に”サクソフォニスト”と呼ばれている。 テナー・サクソフォーンは、ソプラノ、アルト・サクソフォーンよりも大きな、マウスピースやリードリガチャーを使用し、 テナー・サクソフォーンは視覚的に見てネック部分のカーブや、サクソフォン自体が湾曲し、マウスピースも他より口に近い為、他のサクソフォーンと簡単に区別される。 アルト・サクソフォーンでは欠けているネック部分から真っすぐマウスピースに向かう構造がある。テナー・サクソフォーン自体の能力は、他のソプラノやアルト、バリトンサクソフォーンと共に演奏すると音を混ぜると良質に聴こえ、 ”かすれた”感じであり、その上さらに”光輝く”音色である。 テナー・サクソフォーンはジャズ音楽の中では重要なソロを演奏するのに使われる。 有名なジャズプレイヤーでは、ジョン・コルトレーン,コールマン・ホーキンス,レスター・ヤング,ベン・ウェブスター,デクスター・ゴードン,ワーデル・グレイ、スタン・ゲッツソニー・ロリンズウェイン・ショーターがいる。 若いジャズプレイヤーでは、マイケル・ブレッカークリス・ポッターが近代ジャズの中では重要な影響力を保っている。[1]


  1. ^ JJA Jazz Awards 2014: 2013 JJA Jazz Awards Winners”. JJA Jazz Awards 2014. 2015年2月13日閲覧。
  2. ^ Adolphe Sax”. BassSax.com. 2007年5月7日閲覧。
  3. ^ The history, of the saxophone”. The-Saxophone.com. 2008年1月6日閲覧。


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