ティエリー・ボナール最後の戦い
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「銀河英雄伝説の登場人物・銀河帝国」の記事における「ティエリー・ボナール最後の戦い」の解説
フォルカー・フォン・ベーゼンハルト 交易で成功した新興貴族ベーゼンハルト伯爵家の現当主で、筋肉質な体格の壮年の男。列伝の登場人物。 半年程帝国軍に所属していたため、軍事に精通していると思いこんでいる。一族が財産を惜しみなく私兵と艦隊につぎ込んだため相続税の支払いに困窮していた所、フェザーンから『同盟領の航路情報を提供するので同盟の補給基地を襲撃し、物資を略奪すれば金銭を支払う』と唆され、父の友人だったシュタインホフ元帥からイゼルローン要塞に寄港する便宜を与えられ数度に渡り同盟領の補給基地の襲撃を行っていた(当人は気づいていないが、フェザーンからは帝国との結びつきを強化するための布石、シュタインホフからはリスク回避の駒扱いされている)。 約1万の私兵艦隊を率いてアルトゥム星系への遠征に出ていた所、ペテルセン提督率いる第9艦隊と交戦。根拠のない自信やワインを飲んで腹を下し戦闘中にトイレに行ってしまうこと等から、部下達から司令官代行のフートより当てにできないと内心で不満を持たれてしまう。用兵の常道を無視した奇襲でペテルセンを戦死させるが、分艦隊指揮官のウランフ、ボナールの反撃を受け損耗率50%の大敗を喫する。冷静さを欠いたベーゼンハルトは残った艦隊に集団ワープの命令を出し、フートから質量が密集した状況でのワープの可能性を警告されるものの無視して強行、そのまま行方不明となった。 マルヴィン・フート ベーゼンハルト艦隊の司令官代理。列伝の登場人物。 フォルカーの祖父の代からベーゼンハルト一族に仕えている。才能はあったものの平民だった為出世できずにいたが、ベーゼンハルト家に引き抜かれた。70歳になるが判断力は衰えてはいない。 アルトゥム星系の戦いで、ベーゼンハルトが無謀な用兵指揮を執ることに困惑するも逆らえず、結果大敗した彼が集団ワープの命令を出した事への危険性を訴えるが聞きいられなかった。
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