ソード・ワールドRPGの成功とテーブルトークRPGブーム到来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 04:03 UTC 版)
「テーブルトークRPG」の記事における「ソード・ワールドRPGの成功とテーブルトークRPGブーム到来」の解説
1989年に『ソード・ワールドRPG』が富士見書房から発売されると、特に中高生を中心とした低年齢層にも広く普及した。 『ソード・ワールドRPG』が大きく普及した理由は、 書店で入手しやすい文庫本の形だったこと(それまでのシステムやサプリメントなどのテーブルトークRPG関連商品の多くは、ボードゲームメーカーによるボックス型のものが多く、価格も3500 - 5000円と高めの商品が主流であった)。 『ロードス島戦記』と同じ世界で、違う大陸を扱っていた(出版社、システムは異なる)。 メディアミックス展開(雑誌でのリプレイ連載、関連した冒険小説やシナリオの出版、TVゲーム化など)。 日本の環境に合ったルール(キャラクターは複数のスキルを持っていて、「魔法も使える戦士」等を容易に表現でき、また、作成したばかりのキャラクターや少人数でのパーティでも冒険ができた)。 などが挙げられる。 こうして、テーブルトークRPGの一大ブームが訪れた。角川書店、富士見書房からはRPG関連書籍が数多く出版された。RPGを元にした小説作品である『ドラゴンランス戦記』(富士見書房より翻訳刊行)や『ロードス島戦記』(角川書店)は日本のファンタジー小説の裾野を広げた。
※この「ソード・ワールドRPGの成功とテーブルトークRPGブーム到来」の解説は、「テーブルトークRPG」の解説の一部です。
「ソード・ワールドRPGの成功とテーブルトークRPGブーム到来」を含む「テーブルトークRPG」の記事については、「テーブルトークRPG」の概要を参照ください。
- ソード・ワールドRPGの成功とテーブルトークRPGブーム到来のページへのリンク