ソード・ワールド作品中の変り種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/24 05:20 UTC 版)
「ソード・ワールドRPGアドベンチャー」の記事における「ソード・ワールド作品中の変り種」の解説
他の作者の下でなら認められないような特殊な設定のキャラクター(モンスター)その他が数多く紹介・採用されては紙面を賑わせていたのもアドベンチャーの特徴である。企画開始時の募集の応募作で没となったもののカラーイラスト紹介の栄誉を受けた「コモリアカマダラオオガエルのチャーザ」(後日、ハガキ紹介ページの草河遊也のイラストにおいても描かれた)を筆頭に主人公のナイトブレイカーズ、フラワー・チルドレンなどはアドベンチャー、西部諸国ならではのキャラクターである。このほか企画が同時進行していたリプレイ第3部で誕生した怪物モケケピロピロをネタにした投稿ハガキなども紹介されており、ライト化する以前のソード・ワールドRPG作品にあってはバリアントを除けばバブリーズ、スチャラカ冒険隊と並ぶ話題性、娯楽性の高い企画であった。 なお、読者投稿をベースにしている為、他の作品のパロディなども多く見られる(あまりに露骨で採用できなかったと思われるもののいくつかは誌上で紹介されていた。採用された中にも当時は通常の投稿と思われながら、後日投稿者本人がパロディであることを公言したり、公言しなかったが他の投稿者に感づかれ発覚した例が多数ある。後者の代表例には後半に登場した「スノー・メイデン」がある。登場と同時に美少女戦士セーラームーンのパロディであると見抜いた読者がおり、登場した翌々月の1995年4月号には早くも「悪こそ正義の美少女盗賊戦隊 スノーメイデン 死神にかわっておしおきよ!」というイラストハガキが紹介されていた。なお、このキャラクターは別の投稿者に好まれて設定が掘り下げられ、メンバー全員の個人名が設定されたほか、単行本4巻ではイラスト化されて口絵を飾っている)。例えば、最強魔獣の設定に関する強殖装甲ガイバーのアプトムを想起させる「倒した敵を融合しその能力を吸収する」という内容の投稿などである。最強魔獣の倒し方は恐らく『魔獣戦士ルナ・ヴァルガー』が元ネタである。
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