ソースコードエディタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/18 21:16 UTC 版)
ソースコードエディタとは、プログラマがプログラムのソースコードを編集することを目的として設計されたテキストエディタプログラムである。独立したアプリケーションの場合と、統合開発環境 (IDE) に組み込まれている場合がある。
ソースコードエディタはソースコードの入力を単純化し高速化するよう設計されており、シンタックスハイライト、自動補完、括弧のマッチングといった機能を持つ。また、コンパイラ、インタプリタ、デバッガなどのソフトウェア開発用プログラムを実行する便利な手段を備えていることが多い。普通のテキストエディタでもソースコードを編集できるが、特にソースコード入力・編集に特化した機能を持つものをソースコードエディタと呼ぶ。
一部のソースコードエディタはプログラマがタイピングしている最中に文法をチェックし、問題を即座に指摘する。また、一部のソースコードエディタはソースコードを圧縮でき、主なキーワードを1バイトのトークンに変換し、不要な空白文字を削除し、数値をバイナリ形式に変換して保存する。その場合、ファイル読み込み時に解凍し、整形して表示する。これら両方(文法チェックと圧縮)を行うソースコードエディタも存在する。
主なソースコードエディタ
- Atom (macOS 10.8以上,Windows 7以上,Linux)
- Crimson Editor (Windows)
- Emacs (UNIX, Windows)
- EmEditor (Windows)
- Fleet (Windows, Linux, macOS)
- ISPF/PDF Edit (AIX,IBM,MVS,TRSDOS, DOS, UNIX,Linux,OS/2,Windows)
- jEdit (Windows, Linux, macOS)
- Kate (KDE)
- NEdit (Linux, UNIX, macOS)
- Notepad++ (Windows)
- PSPad (Windows)
- SciTE (Windows, Linux)
- vi/Vim (UNIX, Windows)
- Visual Studio Code (Windows, Linux, macOS)
以下は、統合開発環境 (IDE) に組み込まれているエディタである。
- IntelliJ IDEA の組み込みエディタ (Windows, Linux, macOS)
- KDevelop (KDE)
- Lazarus の組み込みエディタ (Windows, Linux, macOS)
- Microsoft Visual Studio の組み込みエディタ (Windows)
関連項目
ソースコードエディタ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/06/22 15:44 UTC 版)
ソースコードでは「コード補完」と称され、特定の時点や名前空間内で語意を有する単語は変数名や関数名などに限られるため推測が比較的容易で、入力が省力されることから長尺化しがちな有意の変数名も用い易くなりソースコードの可読性向上に寄与する。例としてインテリセンスでは推測補完候補のポップアップリスト表示から選択し決定する。オブジェクト指向プログラミングで対象クラスが擁するメンバーをプログラマが把握していない状況では、インプットメソッドとマニュアルの両面で機能し利便性向上に寄与する。
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ソースコードエディタと同じ種類の言葉
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