ソロ作品と表彰 (1998年-現在)
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「キンクス」の記事における「ソロ作品と表彰 (1998年-現在)」の解説
その後、バンドのメンバーはソロプロジェクトに集中し、デイヴィス兄弟は共に独自のスタジオアルバムをリリースした。キンクス再開の話が広まったが(1999年に元のバンドメンバーのスタジオでの再会が中止されたことを含む)、レイもデイヴも一緒に演奏することにあまり関心を示さなかった。一方、元メンバーのジョン・ゴスリング、ジョン・ダルトン、ミック・エイヴォリーは1994年に再会し、ギタリスト/ヴォーカリストのデイヴ・クラークと一緒にカスト・オフ・キンクスとして活動を始めた。 レイ・デイヴィスは1998年に「X-Ray」と関連するソロアルバム『ストーリーテラー』をリリースした。元々は2年前にキャバレースタイルのショーとして書かれ、彼の古いバンドと疎遠になった兄弟を祝ったものであった。レイの音楽/対話/回想形式でのプログラミングの可能性を見て、アメリカの音楽テレビネットワークVH1は、「VH1 Storytellers」というタイトルの、確立されたロックアーティストをフィーチャーした一連の同様のプロジェクトを立ち上げた。デイヴ・デイヴィスは2003年の初めにキンクスの再開について好意的に話し、グループ結成40周年が近づくと、デイヴィス兄弟は再び一緒に活動することに興味を示した。しかし、2004年6月にデイヴがエレベーターを出るときに脳卒中を起こし、一時的に話したりギターを演奏したりすることができなくなり、再結成への期待は打ち砕かれた。デイヴの回復後、キンクスは2005年11月にイギリスの音楽殿堂入りし、4人のオリジナルメンバー全員が出席した。殿堂入りはバンドのレコード販売に貢献した。2007年8月、バンドのキャリアにまたがる素材を集めた『アルティメイト・コレクション』がりリースされ、UKトップ100アルバムチャートで32位、UKインディアルバムチャートで1位に達した。10年以上腎臓透析を受けていたクウェイフは2010年6月23日に66歳で死去した。2018年1月20日、長年のベーシストであるジム・ロッドフォードが76歳で死去した。2019年7月にはキーボードのイアン・ギボンズが癌で死去した。
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