ソフトバンクグループからの離脱
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「フレックスコミックス」の記事における「ソフトバンクグループからの離脱」の解説
2011年8月31日に開催された児童書の出版を中心事業に据える出版社・ほるぷ出版(3代目)の臨時株主総会にて、同社の社長を当時のフレックスコミックス代表取締役社長であった平井清隆が兼任するという人事が承認された。これを以って、フレックスコミックスとほるぷ出版の事業連携が確立。同年12月にはフレックスコミックスが2011年末を以ってソフトバンククリエイティブからの刊行を解消し、2012年2月1日以降に刊行される書籍はほるぷ出版からの発売となった。 なお2011年3月から2012年8月にかけて、フレックスコミックスとほるぷ出版の株式を投資会社・ACA株式会社の投資ファンド・MCPシナジー1号投資事業有限責任組合が両方とも保有する状態が続いていたが、これが今回の連携等に関与していたかは不明である。 2012年7月25日より『FlexComixブラッド』にて連載されていた漫画作品「ブレイク ブレイド」と「天使のどろっぷ」の2作品が、当時ゲーム関連会社ジー・モードが配信していた無料ウェブコミック誌『COMIC メテオ』へと移籍する。2012年8月9日に株式会社ジー・モードなどを子会社に持つガイアホールディングス株式会社(現・株式会社アプリックス)が、MCPシナジー1号投資事業有限責任組合、MOVIDA CAPITAL株式会社、ディーシーコミックス・ジャパン株式会社 、ソフトバンク・テクノロジー株式会社が持つフレックスコミックスの自己株式を除く全発行株式を取得し子会社化。この子会社化に関してガイアホールディングスは「人気作家を複数の企業に跨らせない事で、続編や新作を発表しやすくする」としており、実際に『COMIC メテオ』は配信開始時から既にフレックスコミックス掲載作家を多く擁していた。続いて8月9日にはフレックスコミックスと連携関係にあったほるぷ出版の100%子会社化も発表され、即日ガイアホールディングス(現・株式会社アプリックス)が両社の株式を取得し子会社化。そのため2012年8月以降は、フレックスコミックスとソフトバンクグループ企業との間に資本関係は存在しない。またソフトバンクグループ離脱までの間に手掛けた漫画作品の内、「ヒャッコ」「にゃんこい!」「ブレイク ブレイド」「眼鏡なカノジョ」「残念くのいち伝」「武蔵野線の姉妹」「天使のどろっぷ」「プピポー!」が映像化を果たしており、フレックスコミックスは各作品の製作委員会にも参加していた(「武蔵野線の姉妹」「天使のどろっぷ」「プピポー!」はソフトバンクグループ離脱以降に映像化されている)。
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