セルボ
セルボは、イタリア語で牡鹿のこと。正しい発音はチェルボである。デビューは1977年10月。初代は、フロンテ・クーペの、新軽規格対応車だった。新規格に合わせてボディを拡大、ホイールベースは20mm増の2030mm、全長3190mmn全幅1395mm、全高1210mmとなった。エンジンは水冷2ストローク3気筒539cc、リードバルブ付きで最高出力28ps/5000rpm。4速MTのもっとも高価なCX-Gはフロントブレーキがディスクで、東京標準価格は69万8000円。定員は4名で、リヤにガラスハッチを備えていた。
82年6月、フルモデルチェンジ、2代目に進んだ。駆動方式がFFとなったことが大変化だった。フロアパンは6代目フロンテ(初代アルト)と同じで、2150mmのホイールベースは共通、そのためフロントブレーキは全車ドラムとなった。フロントにあるエンジンは水冷4ストローク、3気筒・SOHCの543ccで、29psを発揮した。ミッションは4速、5速MTが選べた。ボディサイズは全長3195mm、全幅1395mm、全高1290mmで、全高の低さがスペシャリティらしさを物語った。定員4名で、4速MT車CSの東京標準価格は58万円。7月、2速AT車を追加。
83年11月、ターボ車を追加発売。3気筒SOHC・543ccに小さいターボを付け、電子制御キャブレーターにより最高出力40ps/6000rpmを発生した。フロントブレーキはディスク。東京標準価格は5速MT仕様のCTターボが75万1000円、CT-Gターボが83万1000円。ボンネット上にエンジンルーム冷却のためのエアスクープを設けていた。
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