スパーク_(洗剤)とは? わかりやすく解説

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スパーク (洗剤)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/15 02:57 UTC 版)

スパーク(Spark)は、ライオンから発売されていた洗濯用洗剤。1969年2月から1998年6月まで発売。

商品概要・歴史

1969年2月の発売当初は、大型洗剤で、有りんであった。 ちなみに、当初のセールスポイントは、有効成分をマイクロカプセルに包み込み、それを白い洗剤の粒子に付着することで、水に溶かすと液がブルーになり、強力な洗浄力を発揮して、衣類を輝く白さに洗い上げるものであった。

やがて、同社の洗濯用洗剤において主力商品となり、蛍光増白剤の改良などにより、洗浄力の強化を重ねてきたが、1979年に「トップ[1]が発売されると、同社の洗濯用洗剤における主力がそちらに移ってしまい、「スパーク」の売上げが低迷したため、販売を一旦終了したとされる。

その後、1991年にこのシリーズでは初の無りん洗剤で、コンパクト洗剤として復活。この製品では、洗浄主成分にパーム油由来の植物原料を100%使用し、「おもしろいほどよく落ちる」のキャッチフレーズで発売された。しかし、同社の「Hiトップ」に比べると、売上げが低迷したとされ、最小使用量[2]20g化、蛍光増白剤無配合の製品の発売を経て、販売終了となった。

沿革

  • 第1期
    • 1969年2月、大型洗剤として発売(当時の社名は、ライオン油脂)
    • 1970年、パッケージ変更。
    • 1972年、組成、パッケージ変更。
    • 1974年、一度、商品名が「ホワイトスパーク」に改称
    • 1975年、コンパクト洗剤「スパーク25」を発売
    • 1977年、商品名が「スパーク」に複名
    • 1979年、組成、容量、パッケージ変更
    • 1980年、売上げ低迷により、一旦生産終了
  • 第2期
    • 1991年2月、コンパクト洗剤として発売。ブランド復活
    • 1993年7月、組成変更。
    • 1995年2月、「植物原料 スパーク」発売。1回当たりの最小使用量が20gになる
    • 1996年1月、商品名を「スパーク」に戻し、スーパーコンパクト洗剤として発売。
    • 1997年頃 - 蛍光増白剤無配合になる
    • 1998年、またしても売り上げ低迷のため販売終了。
      ブルーダイヤと入れ替わり)

歴代の商品

スパーク(大型洗剤)
ホワイトスパーク
スパーク25
小型で、洗剤使用量は大型と同様。
液体スパーク
スパーク(コンパクト洗剤)(1991年 - 1995年)
環境のために、植物原料を使った。
植物原料 スパーク(1995年 - 1996年)
植物原料を100%使用した商品。
スパーク(スーパーコンパクト洗剤)(1996年 - 1998年)
蛍光増白剤無配合。末期の製品。

用途

発売当初から綿合成繊維用であった。

配合成分

大型洗剤
ABS
界面活性剤
初代酵素
蛍光増白剤
コンパクト洗剤
植物原料
酵素
漂白剤

パッケージ

黄緑が基調。第2期はプラスチックのふたがついた。

スパークの歌

1969年発売当初はコーラスで「パパパパパパパ スパークは パパパパパパパ 青い水」「パパパパパパパ スパークで パンティーストッキングプレゼント」というものがあった。当時発売されて間もないパンティーストッキングを景品としていた。

1979年頃は「育ちざかりは汚しやさん」という歌詞。

1997年のCMに使われた歌はそのときの出演者が歌う。

CM出演タレント

第1期
第2期

CM内容

  • 1977年のCMは、テーマは野球で、ナレーションは「大汚れに、スパーク!」と喋る。
  • 1979年のCMは、女性が10人程度の子供と一緒に、歌を歌う内容だった。
  • 1995年のヤックン夫婦が出演するCMは、ハーモニカの音楽に合わせて、石川が「私たちはスパークで洗います。素肌が触れるものを洗うのだから、私たちは植物生まれにこだわります。あなたも、植物の力で洗いませんか?」と長台詞を言っていた。ちなみに薬丸はCM中の演技では一言も喋らなかった。(最後の「LIONから」のみ)

競合商品

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ ライオン(油脂)では初の酵素入り洗剤であった。
  2. ^ 水30lに対して

関連項目


「スパーク (洗剤)」の例文・使い方・用例・文例



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