ジレンマ (ネリーの曲)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ジレンマ (ネリーの曲)の意味・解説 

ジレンマ (ネリーの曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/18 06:15 UTC 版)

ジレンマ
ネリー featuring ケリー・ローランドシングル
初出アルバム『ネリービル』
B面 キングス・ハイウェイ (Kings Highway)
リリース
ジャンル R&Bバラードヒップホップ・ソウル
時間
レーベル ユニバーサルコロンビア
作詞・作曲 コーネル・ハインズ・ジュニア(ネリー)、アントワーヌ・メイコン (Antoine Macon)、ケニー・ギャンブルバニー・シグラー英語版ライアン・バウザー英語版、ケリー・ローランド
プロデュース ライアン・バウザー
チャート最高順位
ネリー 年表
「ホット・イン・ヒア」(Hot in Herre)
(2002年)
ジレンマ」(Dilemma)
(2002年)
「エア・フォース・ワンズ」(Air Force Ones)
(2002年)
ケリー・ローランド 年表
「セパレイテッド」(Separated)
(2000年)
ジレンマ」(Dilemma)
(2002年)
「ストール」(Stole)
(2002年)
テンプレートを表示

ジレンマ」(Dilemma)は、ラッパーネリーが、ケリー・ローランド(当時デスティニーズ・チャイルド所属)をフィーチャリングリードボーカルとして迎え、デュエット共演したシングル。ネリーの2ndアルバム『ネリービル』(Nellyville)からの3枚目のシングル、ケリー・ローランドのソロとしてのデビュー・アルバム『シンプリー・ディープ』(Simply Deep)の先行シングルとして2002年6月に発売された。

「ジレンマ」は全米で10週第1位のチャートを記録するミリオンセラーの大ヒットとなり、複数の国の音楽チャートでも第1位を記録。それにより「ネリー」の名は世界的なものとなり、第45回グラミー賞ラップ部門でも最優秀ラップ・コラボレーション賞を受賞した[1][2][3]

ケリーが口ずさむ「アイ・ラヴ・ユー」「アイ・ニード・ユー」といったバート・フレーズは、パティ・ラベルの1983年のアルバム『アイム・イン・ラヴ・アゲイン』(I'm in Love Again)からの2ndシングル「ラヴ、ニード・アンド・ウォント・ユー」(Love, Need and Want You)から来ている[3]サンプリングされた原曲「ラヴ、ニード・アンド・ウォント・ユー」の要素を生の女性ボーカルにしたいと考えたネリーは、2001年にデスティニーズ・チャイルドの全米ツアー「トータル・リクエスト・ライブ・ツアー」(Total Request Live Tour)を彼女らと共に回った頃から親しくなっていたケリーに新曲のデュエットボーカルを依頼し「ジレンマ」が完成した[4][3]

公式リミックス

ミュージック・ビデオ

ネリーとケリーは、ミュージック・ビデオでも共演し歌詞世界を表現しているが、「ジレンマ」のケリーのパートの元となった「ラヴ、ニード・アンド・ウォント・ユー」(Love, Need and Want You)のオリジナル歌手のパティ・ラベルが、ケリーの母親役としてカメオ出演している[3]

続編「ゴーン」

ネリーとケリーは「ジレンマ」の大ヒットの後も、「ジレンマ」の歌詞世界(彼氏のいる女性との恋)の続編的ニュアンスの2011年のシングル「ゴーン ~ ジレンマ pt.II」(Gone)でも再共演した[5]。「ゴーン」は2010年のネリーの6thアルバム『5.0』(5.0)に収録されている[5]。ネリーは再共演したケリーについて、「ケリーは俺にとって妹みたいな存在だけど、同時に俺は彼女の大ファンでもあるのさ」とコメントしている[5]

受賞・ノミネート

カバー

大ヒットした「ジレンマ」には数々のカバーがあるが[3]、主だったものを以下に記す。

  • パピ・サンチェス英語版によるスペイン語・ヴァージョン(2004年)
  • サヴァナ(Savana) feat. Davidaによるレゲエ・ヴァージョン(2004年)
    • サヴァナのデビュー・アルバム『Yutes Dem Hustlin』(2004年)に収録。UK のレゲエ・チャートでNo.1を記録した[6]

日本語カバー

RIRIJP THE WAVYによる日本語カバーが、RIRIのEP「Summertime EP」(2019年5月22日発売、AICL-3629)に収録されている。また、発売に先立つ2019年5月15日には同曲が先行配信シングルとして配信されている[7]

脚注

参考資料

  • ネリービル (ライナーノーツ). ネリー. ユニバーサルミュージック. 2002. UICY-1805。
  • 5.0 (ライナーノーツ). ネリー. ユニバーサルミュージック. 2010. UICU-1203。
  • M.O (ライナーノーツ). ネリー. ユニバーサルミュージック. 2013. UICU-1235。
  • ザ・ベスト・オブ・ネリー (ライナーノーツ). ネリー. ユニバーサルミュージック. 2009. UICU-1178。
  • Yutes Dem Hustlin (Media notes). サヴァナ. Charm. 2004. CRCD3104。
  • シンプリー・ディープ (ライナーノーツ). ケリー・ローランド. ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル. 2002. 5096004-2。
  • ミス・ケリー (ライナーノーツ). ケリー・ローランド. ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル. 2007. SICP-1468。
  • ヒア・アイ・アム (ライナーノーツ). ケリー・ローランド. ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル. 2011. UICU-1213。

外部リンク


「ジレンマ (ネリーの曲)」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ジレンマ (ネリーの曲)」の関連用語

ジレンマ (ネリーの曲)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ジレンマ (ネリーの曲)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジレンマ (ネリーの曲) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS