ジョーダン世代の台頭
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/04 05:35 UTC 版)
「1988-1989シーズンのNBA」の記事における「ジョーダン世代の台頭」の解説
リーグはロサンゼルス・レイカーズとボストン・セルティックスの2強時代にデトロイト・ピストンズが終止符を打ち、またジョーダン世代と呼ばれる1980年代中盤にNBA入りを果たした新世代選手たちの本格的な台頭も始まった。 パトリック・ユーイングを擁しながらも成績下位に甘んじていたニューヨーク・ニックスは、前季にドラフトでマーク・ジャクソンを獲得し4シーズンぶりにプレーオフに進出すると、このシーズンはジョニー・ニューマンが急成長を見せ、またシカゴ・ブルズから獲得したチャールズ・オークリーはユーイングと強力なインサイドを築き上げ、前季の38勝から52勝へと一気に勝率を伸ばして18年ぶりに地区優勝を果たした。ニックスは90年代を代表する強豪チームへとなり、シカゴ・ブルズの強力なライバルチームとなる。 モーゼス・マローン、ジュリアス・アービングの相次ぐ離脱で前季13年ぶりにプレーオフ進出を逃したフィラデルフィア・76ersは新戦力のロン・アンダーソンとマイク・グミンスキーの活躍で1シーズンを挟んですぐにプレーオフに復帰した。チャールズ・バークレー率いる76ersはイーストの強豪チームの座を取り戻すことに成功するが、しかしバークレー体制の76ersがプレーオフで大きな成果を残すことはなかった。 ユタ・ジャズはチーム史上初の50勝以上を達成し、5年ぶりに地区優勝も果たした。チームの主力を担うカール・マローンとジョン・ストックトンは、稀代の名コンビとしてジャズを90年代を代表する強豪チームに押し上げ、またこのシーズン途中からヘッドコーチに就任したジェリー・スローンは2011年の途中までジャズで采配を振り続けている。 ロン・ハーパー、ブラッド・ドーアティ、マーク・プライスの同期トリオを擁するクリーブランド・キャバリアーズは、当時のフランチャイズ記録となる57勝を記録。
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