ジョイホワイト【ジョイホワイト】(食用作物)
登録番号 | 第4712号 | |
登録年月日 | 1995年 9月 14日 | |
農林水産植物の種類 | かんしょ | |
登録品種の名称及びその読み | ジョイホワイト よみ:ジョイホワイト | |
品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山川理 久木村久 小巻克巳 日高操 吉永優 吉田智彦 田渕尚一 知識敬道 梅村芳樹 宮崎司 熊谷亨 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「九州76号」に「九州89号」を交配して育成された固定品種であり,いもの皮色は両端が紅色を帯びた白,でん粉歩留が高く,ネコブセンチュウ抵抗性が強い焼酎原料用かんしょである。 草型はやや匍匐,草勢及び草高は中,茎色は少,節色は無,茎の太さはやや細,茎長及び節間長は中,分枝数はやや多,茎の毛茸は少である。頂葉色は黄緑で副次的色は紫褐,葉色は淡緑,葉形は波・歯状三角形,葉の大小はやや小,葉脈色及び蜜腺色は無である。藷梗の長さはやや短,強さはやや強,いもの形状は紡錘形,大小はやや小,皮色は基本色が白,皮色の分布は両端帯紅,肉色は白,条溝は微,皮脈は無,いもの外観はやや上である。萌芽の遅速,多少,早掘適性及びa当たりの上いも重は中,貯蔵性はやや易,カロチンの多少は無,切干歩合及びでん粉歩留は高である。黒斑病抵抗性は中,ネコブセンチュウ抵抗性は強,ネグサレセンチュウ抵抗性はやや強である。 「コガネセンガン」と比較して,葉脈色及び蜜腺色が無いこと,いもの皮色の基本色が白であること,いもの条溝が少ないこと,黒斑病,ネコブセンチュウ及びネグサレセンチュウ抵抗性が強いこと等で,「サツマヒカリ」と比較して,頂葉色が黄緑で副次的色が紫褐であること,葉形が波・歯状三角形であること,いもの肉色が白であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,出願者の農場(宮崎県都城市)において,昭和58年に「九州76号」に「九州89号」を交配したものの中から選抜育成された固定品種であり,平成元年に特性検定試験及び系統適応性検定試験等の試験を行い,2年に「九州108号」の系統名を付し,地域適応性を検討して,その特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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